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じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

高級コールガールが非エコ野郎を抹殺! エコロジー仕置人マンガ『エ恋スト』

 コールガール清香の客はたいてい、水質汚染などの環境破壊をしている企業の重役や、見せかけのエコ活動で私服を肥やす偽エコロジストたちです。つまり、コールガール清香は、ターゲットの環境破壊者たちをおびき寄せるための仮の姿なのです。そして、清香のテクニックで昇天しているスキに、髪に仕込んだかんざしでターゲットの首筋をグサッ。そしてこの決めセリフです。

「…地球は誰かのものじゃない」

 ちなみに、清香に殺されるターゲットは「パターンD(Death)」と呼ばれますが、生かされるターゲット「パターンL(Live)」というのもあります。ただしパターンLの場合でも、眠っている隙に真夜中の山中に裸で放置されるなど、生きながらにして死の恐怖を味わうことになるのです。

「命の星への冒涜をするものは生きて贖罪を、その罪の十字架を快楽と共に肉に刻み込んであげる」

 うへえ……恐ろしすぎる。要するにDでもLでも、どっちも地獄ってことですね。そんな清香の一連のエコ活動をまとめると、こういうセリフに集約されます。

「地球環境に益するものには光の美悦を、害為すものには闇の痛苦を、私はその仕分け作業人……」

 というわけで、普段から地球に優しい生活を心がけないと、エコの仕分け人にかんざしでブッ刺されるかもしれませんよ! というマンガ『エ恋スト』でした。まあ、そもそもエコうんぬんの前に、コールガールを呼ばなきゃいいだけのような気もしますけどね。
(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから

最終更新:2019/11/13 17:11
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