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【おたぽる】

この際、清水富美加のことは置いておいて映画『暗黒女子』について語ってみよう

この際、清水富美加のことは置いておいて映画『暗黒女子』について語ってみようの画像1映画『暗黒女子』公式サイトより。

 我々男性にとって、決してその世界に入ることはできず、清らかで崇高なイメージを保たれている場所。それが女子校だ。

 ましてや、ミッション系の歴史のあるお嬢様校となれば、そのハードルと憧れは、一段も二段も上がる。そんな女子校を舞台にした映画『暗黒女子』。

 主演女優、清水富美加の芸能界引退、出家騒動で公開が危ぶまれ、本編とは関係ないところで大きな話題となってしまった。

 当然、あれだけ騒がれたのだから、映画を見ていてまったく彼女のことを考えない、というのは無理だ。ただ、一方でこの映画は、気鋭の若手女優が多く出演しており、アイドル好きとしても見逃せない作品となっている。

 ここはひとつ、彼女の騒動のことは置いておいて、映画の見どころと魅力を語ってみることにする。

 私立の名門女子高「聖母マリア女子高等学院」。ここには選ばれた人だけが参加することができるという「文学サークル」が存在する。学園内に作られたサロンを中心に活動を行い、全生徒の憧れの的ともなっている。

 主催者は、学校経営者の娘、高校3年生の白石いつみ。

 彼女が謎の死を遂げたことから、その真相をめぐって部員たちの語り合いが始まる。主人公と言ってもいいであろう、いつみを演じるのは、飯豊まりえ。

 若い女性の間ではモデルとして有名だろうが、私が印象に残っているのは、2015年に放送されたドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)だ。

 メガネをかけたクールな優等生、つるこを演じた彼女は美しかった。その美しさの中に悲しみを抱えて、一人の人を思い続ける役だった。その美しさと演技力は、今回の映画でも遺憾なく発揮されている。

 唯一の1年生部員、二谷美礼役は、今や押しも押されぬ人気女優となった平祐奈。5年前、おはスタにおはガールとして登場したときは、その明るく屈託のないキャラクターに、朝にピッタリの女の子だと感心したものだ。

 同時期におはガールであった岡本夏美、吉川日菜子とともに組んだ「おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!」でアイドル活動を行い、また、女優としても着実にキャリアを積んできた。

 お菓子作りの得意なメンバー、小南あかね役の小島梨里杏。

 14年に『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)でブレークした彼女だが、それ以前はグラビア活動もしており、12年のイベントに行ったときは、参加者全員に手紙を書いて渡してくれるなど、ファン思いの一面を見せてくれたことも忘れられない。

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