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剛力彩芽が脇役を演じないのはナゼ!? 事務所の“主演”ゴリ押し、まだまだ継続中

 剛力彩芽(24)が「深夜ドラマの女王」と呼ばれ始めている。深夜帯の連続ドラマで主演を務める機会が多くなっており、その枠では各局で引っ張りだこだというのだが……。これは所属事務所が、彼女についた「低視聴率女王」のレッテルを剥がすべく立てた作戦だろう。

 剛力が初のゴールデンドラマ単独主演を果たしたのは、2013年冬の“月9枠”ドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジテレビ系)。人気ミステリー小説が原作という話題性もあり、初回の視聴率こそ14%を超えたが回を重ねるごとに下降。最終回は8.1%まで落ちてしまい、月9枠の最低視聴率を更新(当時)した。

 同年の秋ドラマ『クロコーチ』(TBS系)、2014年冬に『私の嫌いな探偵』(テレビ朝日系)、夏には『あすなろ三三七拍子』(フジテレビ系)など主役やヒロインを次々と演じてきたが、いずれも視聴率はまったく振るわず、ヒット作に恵まれない剛力。映画においても、剛力がヒロインを務めた『黒執事』はオープニングの土日2日間で興行収入1億4,557万3,100円と低調、主演の『L・DK』にいたっては初週の土日2日間で興収7,345万円と期待外れの結果となってしまった。

 その当時、剛力はまだ新人女優で実績がないにもかかわらず、途切れずドラマや映画、CMに出演し続け、あまりのメディア露出の多さに「ゴリ押し」と揶揄されるようになった。そこで戦略変更となったのだろう、昨年4月の木曜23:59~の枠『ドクターカー ~絶体絶命を救え~』(日本テレビ系)を皮切りに、出演作品を深夜帯へとシフト。怒涛の「深夜枠主演ラッシュ」がはじまったのだ。7月クールは金曜23:15~の枠で『グ・ラ・メ! -総理の料理番-』(テレビ朝日系)、今年の1月クールは水曜0:10~枠で『レンタルの恋』(TBS系)、そして4月21日から放送がスタートした23:15~枠のドラマ『女囚セブン』(テレビ朝日系)でも主演を務める。
業界内での剛力の評判は良く「各局のナイトドラマで剛力争奪戦が巻き起こっているほど」と絶賛するネットニュースもあった。制作スタッフだけでなく、業界内では、明石家さんま(61)が2013年頃から剛力を好きだと公言し、今年も番組収録中に口説くなど好感を持ち、さらにビートたけし(70)や三谷幸喜(55)も存在感を称賛している。

 しかし心配になるのは、所属事務所のプロデュース方針が果たして彼女を女優として成長させているのか、ということだ。そもそも剛力がブレイクしたきっかけは、2011年『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)で脇役を演じたことだった。ショートカットで個性的な剛力が、独自の存在感を放って視聴者の目を引き、好感度も高かった。だが以降は剛力に主演の仕事しか与えず、このままでは使い勝手の悪い女優・第2の観月ありさ(40)のようになりかねない。主役しかしない・できない道は、女優として正しいものなのだろうか。主演作品にこだわらず、ゴリ押しもほどほどに冷却期間を置くなどして、剛力の魅力を引き出す方向性を模索すべきではないだろうか。

(ボンゾ)

最終更新:2017/04/24 07:10
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