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矢口真里「父親が元ヤン」発言の深いワケ……“マイルドヤンキー路線”で逆転なるか

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 タレントの矢口真里が、4月22日放送の『こんなところにあるあるが。土曜あるある晩餐会』(テレビ朝日系)に出演。父親が、有名な暴走族に所属していた元ヤンであると明かした。

 番組では「Hなテレビを平気で見ていた」「ファミコンは24時間OK」といった“自由すぎる”幼少体験を語ったほか、不倫騒動発覚時に「相手に謝れ。お前がけじめをつけろ」と元ヤンらしい筋の通し方を求められたエピソードを披露した。

 まがりなりにも元アイドルである矢口にとって、親が元ヤンの事実は本来ならば隠されるべきことのように思える。ここにきての暴露には、どういった心境の変化があるのか?

「確かにかつてのテレビならば、親が元ヤンといったエピソードは敬遠されていたでしょう。しかし、最近のテレビ業界にとって、注目すべき視聴者層は、地方在住のマイルドヤンキーです。『なんだかんだあっても元気にやってる娘』といった印象の矢口のエピソードは、彼らに最も受けがいいものでしょう」(放送作家)

 事実、お昼の情報番組では、地方のロードサイドに並ぶ量販店やファミレス、コンビニなどの商品を取り上げる企画が多い。

「マイルドヤンキーと並ぶテレビの視聴者層としては、シニア層がいます。しかし、シニアは基本的に消費に消極的であり、CMを流すとしても保険会社くらいしかありません。一方で、マイルドヤンキー層は子どもを作りますし、ガンガン消費してくれる。スポンサーにとっては、ありがたい存在なのです」(同)

 マイルドヤンキー層に特化しつつあるテレビ番組において、元ヤンの子である矢口は知名度、好感度ともに抜群ということなのだろう。彼女はまたひとつ“食える”新キャラを獲得したようだ。
(文=平田宏利)

最終更新:2017/04/28 17:10
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