大臣辞職でさらに注目度アップ! 福島ガイナックスと『エヴァ』ネクタイの関係とは?
そして『エヴァ』の版権も、以前は(C)表記が「カラー・GAINAX」と2社表記になっていたが、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の公式サイトではいつの間にか「(C)カラー/Project Eva. (C)カラー/EVA製作委員会 (C)カラー」となっており、ガイナックスの文字が消えている(※商品化の企画・開発・販売、著作権の管理などは株式会社グラウンドワークスが行っている)。
しかもガイナックスは福島以外にも、米子、京都、新潟、GAINAX WEST、と“ガイナックス”の名を冠する企業を立ち上げてきたが、それらは資本が連携していないことを、訴訟が報道された際に、公式サイトで発表している(福島ガイナックスも設立当初はガイナックスの関連会社であったが、15年12月に全株式を引き取り、現在は独立会社であると説明している)。
つまり、今村議員に『エヴァ』ネクタイをプレゼントした福島ガイナックスと『エヴァ』は距離が近いように見えて実は遠く、その上なぜそんなグッズを大臣にプレゼントしてしまったのか? という疑問も残る、やや複雑な関係となっており、何もしてないのに現在『エヴァ』の版権を持つカラーがひたすら迷惑しているという、カラーには大変気の毒な状況となっているのだ。
なお『エヴァ』ネクタイは、今村議員が着用していたキャラの顔がしっかりわかる「貞本義行コミックタイプ」(税込8,424円)に加え、使徒サキエルとイスラフェルを図案化した「使徒タイプ」、「新NERVマーク柄」など複数のタイプが発売されているが、『エヴァ』グッズを取り扱うオフィシャルサイト「EVANGELLION SOTRE」ではそれぞれ売り切れ状態となっている(4月28日現在)。釈明中の今村議員を見て「あのネクタイ、格好いい!」と思った方は注意しよう。
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