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自宅を秘宝館にした空前絶後のトンデモ奇人! 「八潮秘宝館」オーナーの半生に迫る

――なるほど、それにしては少女の人形が多いようですが……。

「ボトムズと同時に、『魔法の天使クリィミーマミ』の優ちゃんにも恋をしました。小学校4年生くらいの時ですね」

――おっと、また『ボトムズ』とは両極端な作品名が出てきましたね。

「この話をするとロリコンだっていわれるんだけど、それはちょっと違うんです! その頃の私は10歳で、優ちゃんと同じ年なんですから。同じ年の女の子に恋をするのは普通でしょう? ただ、そこから私の趣味が変わっていないだけなんです!」

――じゃあしょうがないですね……ってなりませんよ!

自宅を秘宝館にした空前絶後の奇人! 「八潮秘宝館」オーナーの半生に迫るの画像5まったく趣味が変わっていないというだけあって、今も優ちゃんのフィギュアを多数所持していました

――どういう経緯で自宅を秘宝館にして、期間限定とはいえ、公開するようになったのでしょう?

「別に秘宝館を目指していたというのは全然なくて、コレクション自体は、趣味として集めてきたものです。もともとは前の家の賃貸アパートで、飼っていた猫と生活圏を分けるために専用の人形部屋を作ったんですよ。それを見に来た人が喜んでくれるようになって。4年前にそのアパートを出ないといけなくなり、安かったんで、この一戸建てを買っちゃいました。いくらだか知ってますか!?」

――いや、知らないです。

「650万円ですよ! 25坪! 昭和48年の秋に生まれた家で、私と同い年というところも気に入りました。もう自分の持ち家だから、やりたい放題。改造し放題、人を呼び放題。こういう人形を買う人の多くは、人に見せないし、ネットにも出さない。ましてや自宅になんて絶対呼ばない。でも、私は見せびらかすのが大好きなんで、八潮秘宝館として公開するようになりました。今回が4回目の公開で、ざっと80人くらいは来るんじゃないかな」

――八潮秘宝館のメインである、等身大のドールを集めるようになったきっかけは?

「今から17年前に、亀有にある変な波動がガンガン出ている空き地で、ゴミの山の中に捨てられていた、焼けたマネキンを拾いました。焼けて汚れているとはいえ、服を着せれば大丈夫そうだったんですよ。それが1体目となる人形です」

自宅を秘宝館にした空前絶後の奇人! 「八潮秘宝館」オーナーの半生に迫るの画像6 亀有でマネキンを拾ったときの様子

――ラブドール、いわゆるダッチワイフではなくて、マネキンからスタートしたんですか。

「等身大のドールがどうしても欲しかったので、これを拾わなかったらオリエント工業のラブドールを買っていましたね。人形は買わずに拾って、そのお金で大学院に行きました。それが26歳の頃ですね。私の中では、ラブドールもマネキンも蝋人形も、すべて人形であり、同じジャンルなんです」

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