日刊サイゾー トップ  > 『嵐にしやがれ』好調の背景とは?
ズバッと!芸能人

枠移動で絶好調! 日テレ『嵐にしやがれ』視聴率2ケタ安定の背景は……  

 だが、好調の理由はそれだけではない。移動後は、企画のマイナーチェンジも試みている。例えば、ゲストの思い出の品を見ながら人生をひもとく「しやがれ記念館」というレギュラーコーナーの新設だ。

 これは、番組開始当初行われていた、年上の男性芸能人から生き方を学ぶ「嵐に直伝!アニキの三か条!」に通じる番組“お決まり”の企画を据えようという狙いがあったと考えられる。
 
 そもそも、この番組は一度、大改革をしている。2015年4月から総合演出が現在の『世界の果てまでイッテQ!』などを手がける古立善之氏に交代し、「今まで見たことのない嵐を見せる」「世の中のどうでもいい真実を嵐が体を張って解き明かす」という新たなコンセプトでリスタートしたのだ。

 その頃は、櫻井翔が誰にも気づかれず沖縄でクジラを見たり、手先が器用な大野智が爪楊枝を作ったり、松本潤がかっこよく柵を飛び越えるなど、メンバー主体の企画が放送され、そこに『イッテQ』が得意とするイジリテロップとイジリナレーションが加わり、いわば嵐版『イッテQ』が放送されていた。
 
 だが、そんなメンバー主体の企画の放送も徐々に減り、番組開始当初のようにゲストと一緒にワチャワチャするスタイルが嵐には合っていることがあらためて認知されつつある。また、番組タイトル同様の「○○しやがれ」というフレーズを再びに耳にする機会も増えた。
 
 つまり、10年にスタートした当初のコンセプトが一番“強い”ということが、今のところ証明されているのではないだろうか? 7年目の『しやがれ』は原点に立ち戻りつつも、プラスアルファの色も加わり、さらに盛り返していくに違いない。
(文=都築雄一郎) 

最終更新:2017/06/16 18:00
12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真