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【messy】

性器のビラビラに突如、異変が! 整形手術で切ってしまおうかと悩んだ日々

 体の小さな不快って、一度感じるとずーっと気になるものですよね。たとえば耳の奥の、かゆみ。ガマンできないほどではない。綿棒さえあれば一発で解消できる。でも仕事中だとそれができない。気を取られて、集中力を欠いてしまうこともしばしばです。または、顔の目立つところにできてしまったニキビ。実際にはたいしたことがなくて、気にしているのは自分だけ。なのにジンジン熱を持ったようにすら感じてしまう。ほかにも靴ずれとか、指のささくれとか。いろいろありますよね。

 先日、ショーツのなかでそれが起きてしまい数日間、悩みました。なんだかよくわからないけど、落ち着かない。“座りが悪い”とでもいうのか……そう、まさに座っているときに違和感がある。自転車をこいでいる最中もおかしな感じ。何度おしりをズラして座りなおしても、ベストな位置がみつからず、サドルのうえでモゾモゾモゾモゾ。

 やがて気づきました。

「もしかして私、小陰唇が大きくなってる!?!?!?」

 私は日常的に、Tバックを好んで履きます。股布部分も小さめ。ずっと以前はこの手のショーツを敬遠していました。だって、ヘアがはみ出てステキじゃないから。でも脱毛を重ねてほぼ無毛になったいまは、超快適な履き心地! のはずだったのに、なんだか窮屈になってきたのです。収まりが悪いんです。その原因は、小陰唇にあるという事実から目をそらせなくなりました。

ビラビラの不調でQOLが下がる

 いまさらではありますが、小陰唇とは女性器の入口を縁取るビラビラです。大きさには個人差があります。私は某所で月にのべ約20人分ほどのナマ女性器を見る機会があります。プロフェッショナルな女性たちなのでその部分にも外科的な処置をしている可能性はありますが、全体の傾向としてビラビラはとても小さめ。それでも実に人それぞれです。すべてその人の個性になっていると、きれい事ではなく思うのです。

 あらためて見ると私のビラビラはそもそも大きめ。へアがないから余計に目立ちやすい。ただでさえそうなのに、それが大きくなっているだと? 正確にいうと縦に伸びている感じなんです。

 これは困る! おまけに理由もわからない! ショーツに収まらないわ、座っているときに圧迫されて痛みも出るわ、自転車をこぐと擦れた感じがするわ、スポーツジムで運動するときにも気になってしょうがないわ……。不快感はもとより、QOLがダダ落ちです。

 小陰唇のサイズや形は十人十色ですが、大きくなるにはそれなりの理由があることも少なくないそうです。具体的にはもともとの体質や、“刺激”です。何かに恒常的に擦れたり触れたりすることで、大きくなってしまうのだとか。といっても、別にお餅じゃないので、ちょっと触れたぐらいではすぐに伸びませんけどね。

 バイブコレクターとして日ごろ性器に刺激を与えていますが、もう何年も前からずっとしていることだし、急にサイズアップする理由にはなりません。第一、小陰唇“だけ”に特別強い刺激を与えた覚えもない。ここは男性でいうとタマ袋に相当するので性感帯ではありますが、ことさら小陰唇をピンポイントに刺激する習慣は私にはないのです。

 じゃあ、なんで大きくなったのか……と原因を探るより前に、まずはこの不快感をなんとかしなきゃ。座るだけで圧迫されるんだから、さっさと解決しないとますます大きくなってしまう! と仕事中もプライベートの時間も常に頭の片隅には小陰唇のことがありました。

改ページ

 そこで不快感から逃れたい一心で、ネットで「小陰唇 縮小 手術」と検索しました。ビラビラを切ってしまおうと思い立ったのです。私のように日常生活に支障があると申告すれば、婦人科において保険適応で切除できると聞いたことがあります。でも調べているうちに、欲が出てくるわけです。どうせ切るなら美マンにしたい、と。

 切除後の見た目にこだわってきれいに手術してもらうには、やはり美容目的で手術する人が多い婦人科形成のほうがベターではないか。そうやって調べていくうちに、だんだん決意が固まっていきました。費用は初診なども合わせて10万ほど見ておくべきか。う~ん、痛い出費だけどしょうがない。

 お金の心配はあるものの、このときの私は気持ちが高揚してもいました。当連載でも以前「女性器コンプレックスはどうして生まれるか? そして、その解消法とは?」として書きましたが、私にも小さくはない性器コンプレックスがあります。だからこそ、昨今の「女性器をお手入れして、女性として輝こう!」的な風潮に反発してしまうのです。女性同士でもあまり共有されてないからこそ深くなりがちなコンプレックスにつけ込んで、おかしな言説を撒き散らすのは、女性をバカにしているとしか思えません。

ビラビラ肥大化の原因が判明

 これを機に、思い切ってコンプレックスから解放されてしまおう! そう腹を据えると、かえってワクワクしてきたのです。手術を受け、ビラビラとコンプレックスの両方を切り落とす。いいじゃないですか~。

 ………………と思ったのですが、私のビラビラ、数日後には元に戻りました。

 どうやらカンジダ膣炎の影響だったようです。これまでの経験上、私の場合は症状としておりものよりも性器のかゆみが強く出る傾向があるとわかってはいたのですが、今回はそのかゆみによって小陰唇がかすかに腫れ、結果、大きくなったと感じていたようなのです。

 しょーもないオチですみません! ある瞬間、「あ、これカンジダかも」と気づき、病院で薬を入れてもらいました。なんといっても昨年は4回も発症した私です。今年は、コレが初めて。最初に訪れるムズムズ感を性欲と錯覚することはこれまでにもありましたが、小陰唇がこうなった経験はこれまでなく、カンジダだと気づかなかったのです。今後、症状が出たらすみやかに病院に行けるよう、「カンジダの症状として、かゆみから小陰唇が腫れることがある」と脳にはっきりメモしておきました。

 でも今回、思いもかけず意識した小陰唇の縮小手術。私はその魅力に取りつかれてしまったようです。切迫した必要性はなくなったけれど、いつかやってみてもいいかもしれない。ヘアをなくして小さなショーツが履けるようになったのと同じように、切ってしまうことで得られるものがあるなら、それは挑戦する価値があるのではないか。

 不快感から開放され、いまはそんな思いにとらわれています。今後まじめに検討していくつもりです。

backno.

最終更新:2017/09/08 07:10
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