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「おニャン子クラブは永遠です!」おニャン子クラブ解散30周年イベントレポート

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 定刻の15時になり、これまでのイベントの歩みがビデオで流され、徐々に気持ちが高まっていく。そして、ビデオコンサートがスタート。一気に会場のボルテージが上がる。ホイッスルを鳴らす者、ペンライトを振る者、あの日あの場所にいた人も、行けなかった人も、まだ生まれていなかった人だって、一緒になって手を振り上げている。

 まずはヒット曲をメドレーで披露。何度も見た映像だが、30年という年月が一瞬で巻き戻っていくのを感じる。途中のソロコーナー、そして卒業生のコーナーと続き、客席はぎゅうぎゅう詰めながらも、ヲタ芸を打ったり、肩を組んだりと思い思いのスタイルで楽しんでいる。

 スクリーンの中のメンバーを見ながら、今は何をしているのだろうと思いをはせる。芸能活動を続けている人もいるし、一般人に戻りメディアには出てこない人もいる。それでもこの日は「ああ、あれから30年経つのだなぁ」と思っていてくれるのではないだろうか。

 映像の中で、会員番号14番、富川春美が「おニャン子クラブは永遠です!」と叫ぶ。ビデオの中の声援と、今の会場内の声援が、時間を超えて一つになっていく。「夏休みは終わらない」「瞳の扉」とキラーチューンが続き、一緒に歌っていて涙が出そうになった。

 感動の中でライブは続き、18時にビデオコンサートが終了。そして、いよいよゲストコーナーへ。名曲「セーラー服を脱がさないで」が流れ、内海和子、富川春美、立見里歌、白石麻子、布川智子、岡本貴子、杉浦美雪、宮野久美子の8人が登場。30年経ってもみんなお美しい! そしてなにより、あれから30年経った今なおこうして集まって姿を見せてくれることに、ファンとして感激もひとしおだ。

 ライブでは、立見と白石で「私は里歌ちゃん」、内海が「蒼いメモリーズ」を歌うなど、往年のファンにはたまらない選曲が続く。また、MCでそれぞれの近況なども報告され、みな幸せそうな様子で嬉しかった。

 終盤になって、仕事で遅れていたという国生さゆりが登場。「バレンタインキッス」で会場は大盛り上がりとなる。

 国生が言う。「苦しい時があったかもしれないけれど、あの時代をかっこよく駆け抜けたと思う。みんなもそう。だから、その自覚を持って生きていこう」

 そうだ。あの頃私たちが夢中で追いかけていたものは、今は遠くなってしまったけれど、30年経った今でも、これだけの人を集める力を持っていたんだ。

 このイベントは、今回を持って終わるけれど、あの頃を忘れずにいる限り、またどこかでこんな機会が待っている気がする。こうして集まってくれたメンバー、そして30年間続けれくれたイベントスタッフに敬意を感じながら、会場を後にした。
(文=プレヤード)

最終更新:2017/10/07 21:00
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