日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 再び盛り上がるK-POPの“ゴリ押し”

メディアに嫌われてもいいから、稼げるうちに稼いでおけ! 再び盛り上がるK-POPの“ゴリ押し”

「One More Time(初回限定盤B)」(ワーナーミュージック・ジャパン)

 一時期に比べて落ち着いたかに見える日本でのK-POPブーム。しかし、ここ最近再び“ゴリ押し”が始まりつつあるようだ。某女性週刊誌編集部に出入りするフリーライターはこう話す。

「去年くらいから、女性週刊誌に掲載されるK-POPアーティストの記事が増えているように見えます。東方神起、JYJといった以前から人気のグループが多いですが、防弾少年団や、女性グループTWICE、BLACKPINKなんかもよく見かけます」

 ここ数年は中国のマーケットを意識した活動をすることも多かったというK-POP勢。しかし、THAAD配備をめぐり中韓関係が悪化。中国内で韓国製品の排斥活動などが起きたことも影響し、K-POPの中国輸出が難しくなってきたという。

「中国は人口も多くマーケットも大きいですが、著作権侵害が当たり前で、音楽ビジネスの拠点にするにはリスクが大きい。一方、日本はまだCDもそれなりに売れますし、音楽マーケットの規模も大きい。中国ではダメそうだから……ということで、日本に帰ってきているという状況ですね」(音楽業界関係者)

 最近のK-POPでは日本人がメンバーとなっているグループも多く、そのおかげで日本国内のメディアにプッシュしやすいようだ。

「男性グループのPENTAGONや、女性グループTWICEには日本人メンバーがいるということで、取り上げられる機会も多い。特にTWICEなどはSNSやメディアを使って上手く“売れている感”を演出し、日本国内での人気獲得を成功させたといえます。TWICEに続く形となっているのはBLACKPINKですが、こちらは日本国内ではエイベックスのレーベル所属という形になっていて、こちらはこちらでエイベックスのゴリ押しがありますね」(同)

 新しいグループが人気となっている一方で、少女時代はメンバー3人が所属事務所と再契約せず、5人組となる可能性が高い。

「現時点では特に目立った活動ができていない少女時代は、このままフェードアウトしてしまう可能性もありそう。K-POPグループは契約問題などで揉めるケースが多く、日本のレコード会社もその点をすごく気にしています。“いつ契約問題が出てきてもおかしくない”ということを常に念頭に置いて仕事をしているので、少なくとも長期的なビジョンを持ってK-POPグループとビジネスをしているという日本のレコード会社はないと思いますね。みんな“稼げる時に稼いでおこう”という感じ。グループに対する愛情もあまりないので、“嫌われてもいいからゴリ押ししてやろう”という売り方になってくるんだと思います」(同)

 どんな売り方をされようと、それでもまだまだ日本にはK-POPのファンはそれなりにいるのも事実。ゴリ押しは今後も続きそうだ。

最終更新:2017/11/13 10:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真