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NHK大河ドラマ『直虎』、歴代ワースト3位でさびしく幕! 主演・柴咲コウは井上真央の“二の舞”も……

柴咲コウ

 柴咲コウが主演を務めたNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(日曜午後8時~)の最終回(第50話)が17日、10分拡大で放送され、視聴率は12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)どまりだった。低迷するフジテレビの『Cygames THE MANZAI 2017~プレマスターズ~』(午後7時~10時24分)の12.7%にも敗れる始末で、最終回ながら盛り上がることもなく、さびしく幕を閉じた。

 全話平均は12.8%で、2015年『花燃ゆ』(井上真央主演)、12年『平清盛』(松山ケンイチ主演)の12.0%に次ぎ、歴代ワースト3位の惨状だった。

 初回は史上ワースト4位となる16.9%でスタートしたが、結果的にこれが最高となった。その後、15.5%、14.3%、16.0%、16.0%と続き、第6話で14.5%に降下すると、それ以降15%を超えることは1度もなかった。以後、10~14%台に低迷し、第38話以降は13%台にすら乗せられずじまいで、最低は第31話の10.6%。

「『花燃ゆ』と『平清盛』は、大河では異例の1ケタ台を連発し、低視聴率で話題になりました。『直虎』で不幸中の幸いと言えば、1ケタ転落が一度もなかった点でしょうか。ただ、柴咲には同情的な声も少なくありません。というのは、主人公が歴史的に著名ではない井伊直虎ということで、視聴者の関心そのものが低かったのです。制作費も昨年の『真田丸』(堺雅人主演)と比べると、明らかに少なかったですから。その点、ラッキーなのは、来年の『西郷どん』で主演する鈴木亮平でしょう。役者としての“格”的には劣りますが、なんせ主人公は、日本人なら誰もが知る歴史上の人物・西郷隆盛だけに、注目度が『直虎』とは雲泥の差です」(テレビ誌関係者)

“大河主演女優”の肩書きを手に入れた柴咲だが、今後の女優活動は決して順風満帆とはいきそうにない。

「柴咲は業界大手のスターダストプロモーションに所属していますが、昨年11月に、IT企業『レトロワグアース』を設立し、代表取締役兼CEOに就任しました。そして、ファンクラブ事業を自身の会社に引き継ぎ、レコードレーベルを立ち上げ、事実上、社内独立を果たしています。同社は今年10月、1億6,200万円の資金調達を実施したことを明らかにし、柴咲は歌手活動に意欲を見せているといいます。今後スターダストとのミゾが深くなれば、完全独立に向け動くことになりかねません。独立騒動が再燃すれば、どのテレビ局も柴咲の起用には慎重にならざるを得ず、来年の活動は不透明ですね」(スポーツ紙記者)

 本来なら、大河で主役を張れば、ステータスが上がるはずだが、『直虎』の視聴率は低迷し、世間的にも話題にならなかったことで、それは期待できそうにない。独立問題を抱えて、18年に突入する柴咲。『花燃ゆ』出演後に事務所を移籍した井上は、女優業復帰まで、2年もの期間を要した。女優業より、歌手活動に目が行っているという柴咲だけに、ヘタをすれば、井上の“二の舞”になりかねないだろう。
(文=田中七男)

最終更新:2017/12/18 22:30
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