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GACKT、布袋寅泰も被害に!? ある二世タレントを襲った海外巨額詐欺事件「警察に捜査を依頼できない……」

 ただ、ドバイの銀行員とも話をした際の相手の電話はドイツからかかってきたものであるなど、不審な点もあったという。それでもタレントのもとには、ドバイのエミレーツNBD銀行や、実在するナセル・ハシェム法律事務所から証明書類や委任状などたくさんの書類が送られてきており、中には弁護士のパスポートコピーやアラブ首長国連邦の法曹協会による弁護士の身分保証書までがあったため、まんまと騙された形。結局、それらはすべてニセモノで、銀行、法律事務所、法曹協会、いずれに問い合わせても書類を「偽造」と答えられたという。

 さらに、タレントはこの過程で「銀行が要求する書類を高等裁判所に請求する手数料」という名目で、1万4,000ドル(約160万円)を払うなど、預けた金以外にも費用を騙し取られていた。

「億単位の金を動かすのに弁護士が請求しそうな額も偽装していたわけですから、手が込んでいます。大きな手数料を払っていたからこそ、預けたカネごと取られるとは思わなかったんでしょう」(同)

 書類にはハシェム法律事務所の連絡先として、直通電話番号が書かれており、ナイジェリア人マネジャーはそこに電話して、やり取りもしていたが、実際にはその番号が法律事務所のものではなかった。

 現時点で消えた数億円もの大金の行方は不明で、タレントは知人を通じて知り合った「国際探偵」なる海外の調査業者に追跡を依頼。費用を投じて大金の取り戻しに躍起になっているという。テレビ出演などでは、表向きそんな被害があった素振りをまったく見せていないのだが、数万円の出演料をもらう仕事をしながら、内心は気が気でないのではないか。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

 

最終更新:2018/01/03 10:00
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