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小室哲哉の不倫報道に同情票が多数集まるも、妻・KEIKOの認識は?

 音楽プロデューサー・小室哲哉(59)の不倫疑惑を「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。妻でglobe のKEIKO(45)が実家のある大分県へ帰省中、小室は別の女性と逢瀬を重ねていたという。

 小室は2002年に前妻と離婚し同年KEIKOと結婚。その少し以前から音楽プロデュース業は低迷するようになり、資産売却の末、小室は2008年に詐欺容疑で逮捕される。懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を受けた。その後は音楽家として再起を図り、精力的に楽曲プロデュースを続けるが、2011年にKEIKOがクモ膜下出血を発症。幸いにも命は取り留めたものの、記憶障害が残り、現在もリハビリを続けている。

それ以降、不定期にSNSやテレビでKEIKOの病状を伝えてきた小室は、“療養中の妻を献身的に支える夫”としてエールが送られる存在となっていた。だが、その裏で不貞を働いていたと「週刊文春」は糾弾する。

 記事によれば、数年前から小室は柴咲コウ似の美女・A子さんと交際。KEIKOを大分の実家に預ける頻度が高くなり、その間にA子さんをKEIKO不在の自宅に招き入れていたという。A子さんはシングルマザーの看護師で、小室が通っていた「にんにく注射」で有名な都内のクリニックで出会ったそうだ。

 献身夫から一転、“病身の妻を放置して不倫密会を繰り返す不埒な夫”となった小室だが、「週刊文春」の取材には「男女の関係っていろんな言い方がありますけど、僕は病人と看護師さんの関係だと思っています」「(自宅での逢瀬も)治療の延長線上」とA子さんとの肉体関係を否定している。だが、「自分が弱くなっているところで、甘えてしまったとも思います」ともコメントしており、一連の行動が“潔白”とは言えないことを自覚しているようだった。

KEIKOの現在の状態とは?
 そんな小室哲哉には、同情の声が集まっている。“介護問題を抱える夫婦の不倫疑惑”だからだ。多くの女性と浮名を流し、離婚と再婚を繰り返してきた小室だが、今回の不貞について「そこまで批判的に見れない」「介護は心身共に大変だから」と擁護する声は少なくない。

 情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)18日放送では、社会学者の古市憲寿氏が「小室さんのKEIKOさんに対する愛情って本当だと思う」「もともとそれは夫婦の愛で、KEIKOさんがご病気になってからはそれがお父さんと娘みたいな関係になった。そういう関係になっている中で違う女性がいるっていうことは、僕としてはそんなに違和感がない」「関係のあり方としてはこういう形で別にいいんじゃないか」と擁護。笠井信輔アナウンサーも「(不倫が)ダメだっていうことはわかっているんですけど、小室さんが相当キツイ生活をしているんだろうなっていうことも思うと、ちょっと複雑な感じ」、小倉智昭キャスターも「それは想像つくよね。大変だと思うよね」と理解を示した。

 小室は「週刊文春」の取材に「(目を)背けたわけじゃないですが、僕に興味を持ってくれなくなったときの感じはやっぱりちょっと寂しい」「生活はできますけど、僕の具合が悪い時のケアは何ひとつできない。『入院するね、行ってくるね』って言っても、いつ帰ってくるかも理解せずに『行ってらっしゃい』っていう」と話している。介護によって、心が弱っている様子はTwitterなどでも見せており、昨年にも「すこし自分、寂しそう。たくさん、笑いたいときもある。家から歌声が消えて6年かあ。(後略)」とツイートしていた。

 なお、小室は今後もKEIKOを支えていく意志を見せているが、「どうやって支えていったらいいのかというのが、ずっとストレスの原因でもあったので……どうするかも課題」とのことで、ケア役割を負う彼自身にも専門家の介入が必要なのだろう。「けど(自分には)他にはいないので。(KEIKOとの関係は)恋愛事情から、症状とかいろんなことがあって、父性愛、肉親としての愛というのは間違いなくある」という小室だが、かねてより病後のKEIKOについて似たような発言をしてきた。たとえば「純粋で、すごくステキな人なんだけど、純粋すぎちゃって女の子に戻りすぎちゃったっていうか(笑)」「思春期とか反抗期前の女の子。パパと出掛けるのが楽しいとかそういう感じだと思います」といった具合だ。

 2011年以降、KEIKOがテレビや雑誌などのメディアに登場することは一切なく、ごくたまにSNSに投稿される写真でのみ近影を見せてきた。実際のところ今の彼女はどのような状態なのか。2015年にglobeのマーク・パンサーは、インタビューでKEIKOの病状について次のように語っていた。

 マークいわく、後遺症はほとんどなく、「会ってみたら普通にしゃべっているし、普通に歩いているし、動いているし」。また電話で話しても「普通」で、「記憶も僕のことも覚えているし、あらゆることを覚えている」という。“思春期とか反抗期前の女の子に戻ってしまった”というようなことは、そこからはうかがえない。だがしかし、KEIKOは直近の出来事を記憶できない状態であり、それゆえに新曲を覚えて歌うことは出来ないのだそうだ。

 マークは「でもすぐに治ってすごく良くて、そこに現在記憶はないけれど、もうこれだけ昔と変わらないかわいいKEIKOなわけだから、僕にとっては何も変わってないんですよね」というが、小室の認識では「昔とは変わってしまったKEIKO」であり、関係性ももう男と女ではないということなのだろう。

 ただKEIKOもまた小室との関係を「父と娘」のように思っているかはわからない。短期記憶障害を負っているKEIKOが、今回の「週刊文春」の報道を受けてどのように感じるのかもまた、わからないことだ。もしかしたら彼女にとって屈辱的なことである可能性は否定できず、古市氏や笠井氏、小倉氏の繰り出した「小室擁護論」は安易すぎるのではないだろうか。

最終更新:2018/01/19 07:15
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