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日テレ『anone』5.9%、水ドラ枠史上最低確定か? いい子すぎる広瀬すずの“ご都合主義設定”

 そんな中、入院中の青年・彦星(清水尋也)を病院の外から遠巻きに見ながら、スマホのチャットゲームで会話を楽しむストーカーちっくなハリカですが、ある日、病室から彦星の姿が消えてしまいます。慌てたハリカが病院へ入ると、廊下には「今、集中治療室。熱出して、呼吸不全になって~」と彦星の情報を別の患者に大声でベラベラと話すヤベー看護師が。

 これを立ち聞きしたハリカは、病室の見えるいつもの場所で何時間もボンヤリ。朝方、病室に戻る彦星の姿を確認したハリカは、迎えに来た亜乃音と抱き合い、号泣します。

 翌日、本当の家族のように仲良く暮らす4人のもとへ、自作の偽札を持った理市が登場。夕食の鍋を囲んでいざ食べようとしていた4人ですが、理市が状況を無視して「日本の紙幣は世界で一番偽造が難しいといわれています。それは何か! 何がE券(現在、発行されているお札)の最大の武器か。3つあります。透かし、凹版印刷、ホログラム……」と、取り憑かれたように偽札について熱弁。

 食卓でドン引きする4人に、理市が「今日ここにおじゃましたのは、みなさんに、この偽札の製造に協力してもらうためです」と言い放ち、第5話は終了です。

■主人公の“いい子”ぶりが嘘っぽい!?

 最初からファンタジー感の強い同作ですが、どうしても疑問を引きずってしまうのが、ハリカの過剰な“いい子”ぶり。全員に優しく、悪いことは考えもしなさそうな女神のようなハリカですが、幼少期に両親に捨てられ、施設の大人たちから虐待を受け、10代にして特殊清掃員として死臭の中で日雇いバイトをし、ネットカフェで暮らす……。そんな、人に愛された記憶のない少女が、こんなに相手のことばかり思いやる19歳に育つなんてこと、実際にあるのかしら? と、どうしても思ってしまうんです。

「手グセは悪いけど、根はいい子」「人は騙すけど、心優しい子」なんて設定だったら、まだ人間味があってリアリティが感じられそうですが、脚本家が都合よく描いたキャラという印象が拭えません。筆者が初回からいまいち同作に入り込めないのは、そのあたりが引っかかっているからなのかもしれません。

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