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週刊誌スクープ大賞

紀子さまと眞子さまが“完全断絶”……週刊誌の「小室家バッシング」が止まらない!

 ところで、現代が明治大学の運動部出身者は使えないという大特集をやっている。

 先日、明治の学生が私のオフィスに来た。この春に3年生になるという感じのいい青年だった。

 メディアに関心があるというので、1時間ばかり話をしたが、よく本も読んでいるし、勉強もしているようだ。

 今からでいいから、紙の新聞を毎日読んだほうがいいといってあげた。ネットのニュースは大事なニュースでも、芸能人の不倫の記事と同じ扱いである。

 自分で、今知っておかなければいけない重要なニュースを、探し出すのは至難である。

 紙の新聞を読むことで、それがわかり、それを積み重ねることで、ニュースへの感性が養われる。

 そんな話をした。明治大学は就職のいいことで昔から知られる。バンカラで武骨だが、いい学生が多いと思う。

 講談社にも多くの明治卒がいるが、個性のある面白い人間が多い。

 だが現代によれば、明治の運動部出身者の評判がすこぶる良くないというのだ。

 例えば、野球部出身者は、三井住友銀行、電通、JR東日本、NHKなど一流企業へ入っている。

 だが大手ゼネコンの人事担当者は、野球部のエースを採用したが、エース扱いをしてくれないからと、わずか1年で辞めてしまったという。

 それは、昔は辛い練習で先輩からしごかれ、上下関係も鍛えられてきたが、いまはそうしたしごきは姿を消し、今の体育会系はサークル化しているからだという。

 返事はいいが、自分から何もしない。自分で考えない。視野が狭く広く関心を持つこともしないから、他人と世間話ができない。

 責任を押し付けられることを嫌がるなど、明治はというが、どこの大学卒でも同じだと思うがね。

 それに、明治も3割は女子学生だし、早稲田、慶應なども女子大化してきている。

 もはや、バンカラも質実剛健も死語になりつつあるのだ。明治の運動部だけが使えないのではない。

 私は、昔から、バカな男より、よくできる女のほうが役に立つといっていた。いまやそれが証明されつつあるようだ。

 さて、安倍首相がなんとしてでも成立させたかった、働き方改革関連法案に盛り込む予定の裁量労働制の対象拡大について、「全面削除する」と1日の予算委員会で表明した。

 安倍が追い込まれたのは、厚労省が出したデータがあまりにも杜撰なためだったが、新潮が、厚労省は「捏造中毒」で、受動喫煙データもインチキだと告発している。

 厚労省は、「禁煙原理主義」で、東京五輪へ向けて室内全面禁煙を実現しようとしているそうだ。

 間もなく提出される法案では、客席面積が100平方メートル以下の既存店では例外的に喫煙を認めるという、厚労省としては不満足な内容だ。

 だが、全面禁煙を目指す厚労省は、受動喫煙についての啓蒙をHPでやっている。だが、たばこの害を強調するために、空気中のニコチン濃度を「あり得ないもの」(厚労省関係者)にしているというのである。

「同一条件下(中略)で室内のニコチン濃度を測定したところ、紙巻きたばこ(1000~2420マイクログラム/平米)に比べ、加熱式たばこ(26~257マイクログラム/平米)」

 新潮によれば、これほどの数値は存在し得ないという。WHOの外部組織で、権威のある国際がん研究機関(IARC)がまとめたものでは、「さまざまな室内環境での空気中のニコチン濃度は『0・3~30マイクログラム/平米』となっている」(新潮)。

 1000~2420という数値は、「窓を閉め切った4畳半ほどのとても狭い空間に10人の喫煙者を詰め込み、一斉にたばこを吸ってもらいでもしないと出てこないでしょう」(秋山幸雄・元産業医科大学准教授)。

 厚労省の担当部署である健康局健康課に、新潮が問い合わせたところ、「それどころではない」といわれ、質問内容をFAXで送ると、「(FAXが)席から遠いので」と、回答してこなかったという。

 上からの要求にはデータを捏造してでも出すくせに、メディアの取材には応じない。こんな役所に、われわれの生存権を任せておいていいのだろうか。

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