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『もみ消して冬』主演の山田涼介が大殊勲! “ジャニーズの大先輩”櫻井翔、錦戸亮、亀梨和也に勝利!

山田涼介

 Hey!Say!JUMP・山田涼介が主演する日本テレビ系連続ドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(土曜午後10時~)の最終回(第10話)が17日に放送され、視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で6週ぶりに2ケタ台をマークし、有終の美を飾った。

 初回は13.3%と好スタートを切り、第2話11.1%、第3話11.1%、第4話11.0%と4週連続で2ケタ台をキープした。しかし、平昌五輪の人気競技の中継とかぶった影響もあり、第5話7.1%、第6話8.1%、第7話6.6%と急降下。平昌五輪終了後も、第8話9.5%、第9話9.0%と回復はしたものの、10%超えはならなかったが、最終回で久しぶりに高視聴率を記録した。

 全話平均は9.8%で、2ケタ突破は達成できなかったが、日テレの土曜ドラマが午後9時開始枠から、午後10時開始枠に移動した昨年4月期以来、最高視聴率をマークしたのだ。同4月期のKAT-TUN・亀梨和也主演『ボク、運命の人です。』は9.6%、同7月期の関ジャニ∞・錦戸亮主演『ウチの夫は仕事ができない』は8.7%、同10月期の嵐・櫻井翔主演『先に生まれただけの僕』は8.8%に終わっており、『もみ消して冬』は、それらを上回った。立場や一般的なネームバリューを考えると、“ジャニーズの大先輩”に視聴率で勝利したことになり、山田にとっては大殊勲となった。

「この枠で、この視聴率は大健闘。平昌五輪と重なっていなかったら、全話平均も2ケタに乗っていたでしょうから、その点では残念でした。ヒロイン格で姉役の波瑠、兄役の小澤征悦の好アシストも光りました。山田としては、2016年10月期にフジ月9枠の『カインとアベル』で主演を務めて、知名度を高めたことが功を奏したのでしょうね。そのドラマは視聴率的には8.2%と惨敗を喫しましたが、これがあったからこそ、『もみ消して冬』の高視聴率につながったと言えそうです。こうなると、日テレ以外でも、今後山田を連ドラの主演に起用しようという局も出てくると思われます」(テレビ誌関係者)

 山田個人にとっては、実りがあったものの、日テレ的には、土曜ドラマの視聴率が時間帯移動後、丸1年間、1ケタ台に低迷している現実が突き刺さる。前番組の『嵐にしやがれ』は今年に入って絶好調。通常13、14%台を記録し、15%超えする週もある。それだけに、その後のドラマに、なかなか数字がつながらないのは大きな反省点だろう。

 同枠ドラマは、ここ4クール連続で、ジャニーズアイドルの主演が続いていたが、4月期は菜々緒主演の『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』がオンエアされる。とはいっても準主役には、やはりジャニーズ出身で、一般的にはほぼ無名のSexy Zone・佐藤勝利が送り込まれる。ジャニーズの影響が強く残る中で、『Missデビル』がどこまで数字を上げられるか注目されるところ。久しぶりに、“はまり役”といえる“ドS悪女”役を演じる菜々緒に期待大だ。
(文=田中七男)

最終更新:2021/11/29 19:25
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