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ショボイ? いや、見どころは多いぞ? 一点豪華主義で攻める鉄道のまち「津山」を歩く
2018/04/04 21:00
地域 鉄道
その迫力が呼び水になっているのか、開館から1年あまりが過ぎた17年6月には、早くも来場者が10万人を突破している。津山市は自ら「鉄道のまち」をキャッチフレーズとして掲げているが、確かな手応えはあるようだ。
■車庫はスゴいが展示はショボい
ただ、この施設。博物館としては、まだ発展途上。というのも、展示施設が、まだ整備されていないからだ。車庫の近くにある展示施設はプレハブづくり。
その中で展示されているのは、かつて使われていた駅名標や、タブレットくらい。確かに、触って体験できる要素もあるのだけれど、これだけでは、心許ない気も……。
それに、周辺の整備も追いついていない。これから工事が行われる予定とはなっているが、現在、駅から鉄道館までのルートが駅外周を遠回りしなくてはいけないルートになっている。そのルートに店なんてものは、皆無。つまり、観光客がお金を落とすためのシステムが、まったく準備されていないのだ。
これが、これからの津山の観光施策でネックになるところだろう。