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週刊誌スクープ大賞

財務省・福田次官の“セクハラ疑惑”──テレ朝女性記者の音声持ち込みは、なぜ「文春」でなく「新潮」だったのか

 唯一のポストの記事を紹介しよう。

 ポスト安倍競争が激しくなってきている。いよいよ支持率が30%台ギリギリのところまで来た。

 いまのところ、ポスト安倍の第1位は石破茂だが、続いて小泉進次郎が上がり、岸田文雄は安倍の下の4位と低迷している。

 総裁選では、石破が1回目の投票で過半数を取ることはないだろうから、2回目にどこと組むのかが勝負になる。

 二階や麻生が、派閥の力を利用して、キングメーカーになりたいのだろうが、意外な派閥がカギを握るというのだ。

 それは党内第三派閥・平成研会長に就任したばかりの竹下亘総務会長だという。

 兄は竹下登だが、地味な存在で、政治的な実績はほとんどない。だが、石破を応援し、岸田にも秋波を送っているそうだ。

 自分は兄のように総理にはなれないが、総裁を決めるキャスティングボードを握り、安倍に一泡吹かせることができるのか。

 注目しておいたほうがいいだろう。

 ところで、時事ドットコムニュース(4月23日付)で、安倍首相と孫正義が米タイム誌の「影響力ある100人」に選ばれたと報じている。

「安倍首相は2014年以来4年ぶりに『指導者』部門で選出。オーストラリアのターンブル首相は選評で『安倍氏の自信に満ちた力強いリーダーシップは日本の経済と先行きへの期待をよみがえらせた』と称賛した。
『巨人』部門で選ばれた孫氏の選評は、ソフトバンクも出資する米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズのコスロシャヒ最高経営責任者(CEO)が寄稿。将来への展望を持ち巨額の投資を続ける孫氏を『社会を加速させる希少な人間の一人』と述べた。
このほか、17人が死亡する銃乱射事件が起きた米南部フロリダ州の高校の生徒らが『先駆者』部門で選ばれた。オバマ前米大統領が選評を寄せ、銃規制を呼び掛けた若者らをたたえた」

 安倍首相が影響がある? 影響といっても悪い方の影響ではないのか。

 さて、R-1という明治乳業が発売しているヨーグルトだが、TBS系番組で、事業者が広告とわからない形で自社の製品を宣伝しているというのである。

 以前から、このR-1は、そうしたイメージが付きまとっている。それに、この番組を作っている制作会社の代表をやっている人間が、納豆を2パック食べるだけで体重が落ちると偽って、結局潰れた『あるある大事典』(日本テレビ系)のチーフ構成作家を務めていた人間だというのである。

 その後、『予約殺到! スゴ腕の専門外来スペシャル』というのを12年から制作し、半年に1回ほどのペースで全国報道されているそうだ。

 これまで10回放送されているが、10回のうち3回で、R-1が紹介されているというのである。

 そこでは、R-1がインフルエンザの予防に効果があるばかりではなく、がん細胞を攻撃するともいっているそうだ。

 専門家はこれを否定している。文春によると、番組でR-1が紹介されると、明治から代理店を通して800万円が支払われるというのだ。

 もちろん、当事者たちは否定しているが、こういう、視聴者にはわからないように、製品や店、レストランを紹介するステルス番組が多いように、私も思う。

 さて、瀬戸内海に浮かぶ小さな島・向島が日本中から注目されている。ここに脱獄囚・平尾龍磨(27)が逃げ込んだというので、警察が1,000人以上で捜索しているそうだが、2週間が経った現時点(4月23日)でも、逮捕に至っていない。

 平尾は、22歳の時、生活費や遊ぶカネ欲しさに121件の窃盗を繰り返し、400万円相当を懐にしたが、13年に逮捕され、懲役5年6カ月の判決が下された。

 新潮によれば、平尾は「塀のない刑務所」として知られる大井造船作業場というところにいた。

 ここでは、造船所の社員と一緒に働き、ヘルメットの色だけで区別している。近くの寮に住んでいるが部屋には鍵がかかっていないし、窓には鉄格子もない。

 いつでも逃げられるが、そこへ入れるのは初犯で模範囚か、身元引受人がいるなどの者に限られるそうだ。

 平尾は模範囚だったのだろう。それに、満期は再来年の1月だったのに、その彼が、なぜ脱走したのか、理由はまだわかっていないようだ。

 捜索がはかどらないのは、島には水が豊富にあり、牛乳なども配達してきて玄関に置いていくそうだから、手に入れようと思えば簡単に入る。

 野菜なども豊富で、山には山菜が生えている。それに、空き家が1,000軒以上もあるから、寝る場所には事欠かない。

 そうした条件が重なり、捜索する側は苦労を強いられているわけだが、これだけの努力をするのなら、なぜ、あと少しムショ暮らしを我慢できなかったのか。

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