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オフィス北野の“再出発”に芸能関係者は心配顔「軍団の誰かが社長では……」

ビートたけし

 結局、何がなんだかわからないまま収束しつつあるのが、オフィス北野の内紛だ。発端は“稼ぎ頭”のビートたけしが3月末に同社を退社し、新事務所「T.Nゴン」に移ったこと。背景には、長年苦楽を共にした森昌行社長の事務所私物化などがあるとささやかれた。これに反発した「たけし軍団」は、森氏に無断で声明を発表し、森氏も「週刊新潮」(新潮社)で反論するなど、両者はヒートアップ。

 しかし、ここにきて「揉めてもなんの得もない」と理解したのか、双方歩み寄りをみせ、森氏が自らの過ちを認め謝罪したことで、軍団も「水に流す」という結論に至ったようだ。

 騒動の火付け役ともいわれる浅草キッドの水道橋博士は、21日放送のラジオ番組『ナイツのちゃきちゃき大放送 』(TBSラジオ)で同社の今後に言及。オフィス北野は20日付ですべての社員が退社し、再雇用という形で21日から再出発したという。

 水道橋は「(オフィス北野に残っても)たけしさんの弟子は弟子。それ以外の人は外様は外様。たけしさんと軍団の事務所だから。僕なんかも(たけし軍団の)3軍だから」とした上で「将来的にはたけし軍団の中から社長を選んで、っていう形です」と語った。

 森氏との関係も「わだかまりがないというか、(会社の)規模も、ものすごい縮小されていますから、小さい規模の中で一緒にやっていきましょうって(話になっている)。残務整理をしながら」と好転していることを明かしたが……。

 これに対して芸能プロダクション関係者から聞こえるのは「絶対にうまくいかない」「再びトラブルになる」「マネジャーもいずれ全員辞める」という声がほとんど。中堅プロの幹部社員が力説する。

「たけし軍団から新社長!? 実務経験のない芸人ができるほど、甘い世界ではないですよ。仮に芸人の誰かが社長に就くのならば、その芸人は、表の仕事は辞めないといけない」

 別のプロダクション関係者は、社員と芸人の“逆転現象”を挙げ、次のように語る。

「軍団メンバーと会社側の話し合いの音声テープが流出したが、最低でしたね。ダンカンさんからは『映画でアウトレイジのあの悪、観てるならまだいいけど、生のアウトレイジはきついですよ』というような脅し文句も聞かれた。普通の事務所だったら、即刻クビですよ。再出発と言っているけど、芸人側が社員よりも立場が上になってしまった。いずれまた問題が起きるでしょうね」

 事務所に残ったマネジャーには、これから地獄のような日々が待っているだろう。前出の中堅プロ幹部は「よく残ったな、と(笑)。再びトラブルになることを見越して、隠し撮りでもするつもりなんじゃないか」と笑いながら推測するが、あながち的外れではないかもしれない!?

最終更新:2018/04/27 06:00
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