日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 【韓国珍スポ】済州ラブランド
傍観ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.23

韓国のハワイを代表する、風情あふれるエロスポット「済州ラブランド」

バカーん

「韓国のハワイ」こと済州(チェジュ)島。浮かれた博物館が乱立するこの島で、珍スポ趣味者が訪れるべき三大スポットといえば、「健康と性の博物館」と「世界性文化博物館」、そして今回取り上げる「済州ラブランド」だ。ここに秘宝館の世界チェーン店「リプリーのビリーブ・イット・オア・ノット博物館」を加えて、済州島珍スポ四天王としてもいいだろう。

 ラブランドを訪れたのは今年2月。ハワイと言えども冬の済州島は震えるほど寒く、雪もちらつく中、目的地のある山の中へとタクシーで向かった。こんな天候で、こんな人里離れた場所には、誰もいないのではと思いきや予想以上に人は多い。さすが有名観光地だ。

なお、入場できない19歳未満の子どもたちのために無料休憩所も準備されている

 1万2,000ウォン(1,200円)を支払って入場すれば、さっそく現れるチンコのオブジェ。チンコの看板が指し示すその先には、パステルカラーのエロチックな像が景観に溶け込む、情緒あふれる庭園が広がっていた。

おっぱい山に雪は積もりゆく

 ラブランドの主役は、リアルな造形と鮮やかな色彩がおバカ感を演出する、エッチな巨像たちだ。それらをひとつひとつ堪能しながら歩を進める。

 パンフレットには「楽しさとユーモアいっぱいの、性をテーマにした公園」「自然と調和する芸術作品を眺め、ヒーリング散歩」と書かれている。エロを眺めてヒーリング……が可能なのかよくわからないが、うがった見方をせず、あくまで芸術作品として朗らかに楽しむのが正解なのだろう。訪れた女子たちも、腰がカクカク動くオブジェを嬉々として動かしたり、チンコに抱きついたりしながら、楽しそうに写真を撮っている。

 そしてそれぞれの像には、丁寧にも韓国語・日本語・英語・中国語で作品名が掲示されていた。作品との調和はもちろん、ただの翻訳とは思えない豊かな表現力で、日本語ネイティブの私も思わずうなってしまうものがあった。

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