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金正恩氏は子ども好き!? 北朝鮮のお菓子が「でっかくなっちゃった!」ワケ

800グラムとビッグサイズのお菓子たち(朝鮮中央テレビより)

 米朝首脳会談から1カ月が経過したものの、北朝鮮は具体的な非核化の動きを見せていない。そんな中、国内では空前のお菓子ブームが起きているという。過当競争から商品が巨大化し、新興富裕層の多い平壌では、スーパーの陳列棚がお菓子だらけになっているというのだ。アメリカンサイズのお菓子が飛ぶように売れる半面、餓死者も出る北朝鮮の格差は広がる一方のようだ。

 北朝鮮と中国を行き来する貿易会社経営者の男性は「今年に入ってビスケットや飴のお徳用サイズが次々と発売された。平壌にある外貨ショップは、お菓子に占拠されていたよ」と驚く。

ウサギマークの牛乳飴も大容量だ

 男性が撮影した写真を見ても牛乳飴やビスケット、スナックといった菓子がどれも700~800グラムは入っており、お土産で持って帰るにはかさばるほど。かといって一人で食べると糖尿病になりそうだが、前出男性によると平壌のセレブ層が買っていたといい、アメリカンサイズは都市部で定着しているようだ。

 民間の北朝鮮研究者は「北朝鮮社会では、成人しても両親と同居する人が多い。家族の頭数が多いため、容量の多いお菓子が支持されるというのは、納得できる現象だ」と語る。

 この研究者によると、北朝鮮のお菓子はかなり以前からあったが、金日成主席や金正日総書記の誕生日といった特別な祝日の施しとして、親から子に贈られるのが一般的だった。

「特に『苦難の行軍』と呼ばれる経済難が続いた1990年代には、お菓子なんてぜいたく品で、めったに食べられるものではなかったと聞いている」(同)

 だが、3代目の治世となってから、各地にあるお菓子工場の近代化が進み、最新の製造プラントの導入によって生産量が飛躍的に伸びたという。

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