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「素足で肉団子をコネコネ」は序の口……中国の国民食”麻辣湯”は毒食品てんこ盛りだった!

確かに、肉の中に足を突っ込んでいる

 中国ではこれまで、食品への異物混入事件や、下水道から油を抽出し調理に使用する「地溝油」の問題など、食品に対する安全を脅かす事件が相次いで発生してきた。習近平政権発足後、食の安全への対策が進んだため、以前より状況は改善しているとの声もあるが、まだまだ抜本的に改善されたとは言い難いようだ。今回、国民食ともいえる麻辣湯(マーラータン/四川風激辛おでん)店で、信じられない出来事が起こった。

 汕頭テレビ(7月23日放送)によると、「広東省汕頭市龍湖区にある飲食店で不衛生な行為が行われている」と地元当局に通報があったという。通報したのは出前業者で、仕事中に立ち寄った店で衝撃的な現場を目撃。少年がミンチ肉の中に素足を突っ込んで肉を練り、肉団子を作っていたのだという。

 地元の食品薬品監督管理局はすぐに立ち入り検査を行い、食品の安全・衛生面から営業停止処分にしたと発表。店主は「店はオープンしてまだ2カ月で、肉団子のバケツの中に足を突っ込んでいたのは、自分の子ども。スマホで遊びながら宿題もやっていたので、手がふさがっていたため、自然と足を使ってしまった」と供述しているという。

地元当局の捜査を受けた店。すぐさま営業停止に追い込まれた

 事件はこれで終わらなかった。本来、店にあるべき従業員の健康証明書はなく、店内の設備不良や食品の保存に関する不備などが次々と明らかになり、本格的な捜査が行われる事態へと発展してしまったのだ。

「中国で麻辣湯といえば、“激辛スープでグツグツに煮れば細菌も死ぬだろうと”店側も客もみんな油断していて、腐りかけの野菜や肉、魚団子、ソーセージなどがドカドカ入っている。さらに食材に加え、スープに使用される油には地溝油が使われていることもある。怪しい屋台の安い麻辣湯には、中流階級以上の中国人は近寄らない。麻辣湯は中国毒食品を煮詰めたような一品なんですよ。素足で肉団子をこねていたなんて、かわいい話です(苦笑)」(広州在住の日本人駐在員)

 このほかにも最近、麻辣湯の人気具材である「牛羊肉巻」の闇工場が摘発されている(「華商報」7月27日付)。肉巻きに使われた冷凍肉は数十年前にパックされた出所不明の冷凍肉で、約3トン分も押収されたという。

 偶然、出前業者が現場を目撃したことで、店のさまざまな不備が露呈してしまった形になるが、今回のような飲食店の存在は氷山の一角にすぎないのだろう。

(取材・文=青山大樹)

 

最終更新:2018/08/03 21:00
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