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週刊誌スクープ大賞

眞子さま・小室圭さん“破談”は確定? 週刊誌が伝える「美智子さま発言」の非情ぶり

 文春に、どうでもいい話だが、紀州のドン・ファンこと殺された野崎幸助氏が、今から5年前に遺言を書いていたという話が出ている。

 なんでも、自身と会社の全財産を田辺市に寄付するという内容だという。署名捺印もあるから、裁判所で「検認」の手続きが取られると、3番目の妻に渡るおカネは法定相続分に遺留分割合をかけると、遺産の8分の3になってしまうというのである。まあどっちでもいいがね。

 同じ文春に「藤井聡太7段はこうして育った」という記事がある。

 目を引くのが、幼稚園年長の時に入った将棋教室との出会いだ。ここを主催する文元力雄氏は、棋力は田舎初段だというが、指導方法が独特だった。

 徹底した基礎の繰り返しと将棋以前の礼節遵守。脱いだ靴をきちんと並べるところから始まり、部屋に入る時には名前を名乗り挨拶する。教室では定跡伝道師と異名を持つ所司和晴7段の名著『駒落ち定跡』で棋譜を並べ、記憶するトレーニングをしたそうだ。

 相撲も柔道も剣道も、礼に始まり礼で終わる。そうしたことができてこそ、藤井の強さがわかる。いい師を幼い時に得たものだ。

 ところで、日本ボクシング連盟を私物化してきた山根明会長が「私は、歴史に生まれた、歴史の男でございます」という意味不明な言葉を残して、ようやく辞任した。

 文春は巻頭で「山根明の悪の履歴書」という特集をやっているが、これほど早く辞めるとは思わなかったのだろうか。

「10歳で釜山から単身密航し収容所送り」「ヤクザ組長弟分で『殺しの軍団』柳川組と蜜月」「国際団体会長夫人を篭絡して判定を日本有利に」「4度結婚も『2人彼女が』と豪語」「ロンドン金メダル村田諒太は『リングの横に敵がいた』」と見出しにあるが、ほとんどは山根本人が認めている。

 暴力団との交際を報じたのはフライデーだった。それが彼の命取りになった。山根の兄貴分の元暴力団組長がいっていたように、ヤクザの流儀を駆使して連盟のドンにまで上り詰めた。

 ヤクザ組織と同じような体質がこの連盟にはあったということである。そうしたものを一掃しないと、第二第三の山根がまた必ず出てくる。それができるかどうかが、レスリング界、アメフト界と同様、この連盟を立て直せるかどうかのカギである。

 8月8日の朝日新聞一面を見て驚いた。「『納采の儀、現状では行えない』秋篠宮ご夫妻、小室さんに」。まるで小室圭さんに「眞子と別れろ」と秋篠宮夫妻が最後通牒を突きつけたとでもいわんばかりだ。

「(週刊誌であれこれ報じられている現状では=筆者注)皇族として国民から広く祝福される状態にないと考えているためだといい、天皇、皇后両陛下にも報告したという」(朝日)

 一面に持ってくる話かね。2日後の10日、朝日は「宮内庁の山本信一郎長官は9日の定例会見で『事実関係を承知していない』としたうえで、『私どもとしては必要なお支えをしていくことに尽きる』と述べた」と報じた。朝日の報道を宮内庁長官が打ち消したという内容だが、これは25面の小さなベタ記事。朝日の価値判断はおかしいと思わざるを得ない。

 同じような報道は文春、新潮にもある。文春によれば、美智子皇后が「『去る者日々に疎し』というのは、結婚を誓い合った若い恋人同士にも、有り得ることかしら?」と千代田関係者にお尋ねになったというのだ。

 新潮はもっとすごい。御所の事情に通じる関係者が、「最近の皇后さまは『小室さんとは、一体どういう方なのでしょう』としきりにこぼしておられます」としたうえで、重ねて「皇嗣(秋篠宮さま)の重要性というのは、想像できないほど大きいものです。その皇嗣家に連なる親戚として、あのような方が入ってくるというのは、到底考えられないことです」といったというのである。

 5月25日に宮内庁が、この結婚問題については、「両陛下は細心の注意を払って固く沈黙を守っておられる」から、無責任な報道はするなとHPに声明を出したではないか。

 関係者とはどこのどいつだ、出て来い! 一度、関係者について論考してみたいと思うが、無暗に関係者を使うなといいたい。

 もともと週刊誌から出た言葉だろうが、今では新聞までもが関係者だらけである。どうしても情報源を隠したいのなら致し方ないが、今使われているのは、情報源が曖昧(伝聞の伝聞だったり伝聞推定だったりする)だから関係者にでもしておこうという、取材不足を隠すために使われているのではないか。

 先の朝日の記事も「関係者の話を総合すると、秋篠宮さまは……」である。「秋篠宮家に出入りしている某氏の話によると」ぐらい書かないと、朝日の看板が泣くよ。

 さて、この人に何かあったら、戦後は完全に終わる。戦後、日本を代表するスターは何人も出てきた。

 美空ひばり、石原裕次郎、三船敏郎などなど。だが長嶋茂雄がいなかったら戦後はもっと無味乾燥なものだったはずだ。

 野球ファンだけではない。長嶋が体現していた明るさが、日本中を照らしていた時代が確かにあった。

 そして、今は、脳梗塞を患った患者だけではない。不屈の闘志でリハビリをし、あれほどの病から不死鳥のようによみがえり、高齢者たちへ希望を与えた「高齢者の星」になったのである。

 82歳とは思えない若々しい姿で、春のキャンプや球場に現れる長嶋は、まだまだ永遠だと思っていた。

 だが、その長嶋が倒れて入院しているというのである。女性セブンによれば、脳梗塞の再発ではなく、高熱と我慢できないほどの腹痛で入院したそうだ。肝臓の近くの「胆のう」の調子が悪く、これ以上悪化すれば命の危険があるというのである。

 東京大学医科学研究所付属病院の釣田義一郎医師は、

「胆管に結石が詰まると、まずは腹痛や背中痛、発熱などの症状を起こします。さらに、胆汁が腸のほうに流れなくなるので、肝臓にたまってしまいます。肝臓にたまった胆汁の有害な成分の一部が血液に入るため、脳や心臓といった臓器に悪影響を及ぼします。(中略)
 もし10日以上、集中治療を施しても、なかなか黄疸の症状が抑えられなければ、肝臓がかなり弱っている『肝不全』を起こしている可能性もあり、命にかかわる状況といえるでしょう」

 容態についてはかん口令が敷かれ、情報はごく一部の人間しか知らないそうである。

 奥さんの亜希子さんもすでに亡くなっている。娘の三奈と息子の一茂は、父親を巡って対立しており、長嶋家の中は複雑である。

 そんなことより、亜希子さんと結ばれたのは昭和39年の東京五輪だった。その五輪が再び東京で開催される。

 最後の聖火リレーのランナーは長嶋しかいない。早くあの笑顔を再び見たいものだ。

 ところで甲子園は盛り上がっているようだが、心配なのはこの酷暑である。熱中症で命にでもかかわる事態が起きたらどうするつもりかね、朝日さん。

 文春で「野球の言葉学」を連載しているジャーナリストの鷲田康氏が、

「朝日新聞に『炎天下の運動は控えよ』という記事があったが、それならまず甲子園をやめろと言いたい」

 と、朝日に剛速球を投げている。

 7月31日に行われた西日本大会決勝戦で、敗れた日大鶴ヶ丘高校の勝又温史投手が、試合後に熱中症で救急搬送された。

 表彰式後にベンチへ戻った際、脱水症状で歩行もできない状態だったが、私が朝日新聞DIGITALで検索した限りでは、朝日はこのことを報じていない。

 全国の大会で熱中症で倒れる選手が続出している“事実”があれば、中止に追い込まれるかもしれないと怖れてのことであろう。

 今頃朝日の大会関係者たちは、水ごりでもして神頼みでもしているのではないか。

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