本多圭の「芸能界・古今・裏・レポート」

『報ステ』徳永有美アナ起用に異議アリ! 安倍政権への忖度、不倫……問題は山積みだ!!

テレビ朝日『報道ステーション』番組サイトより

 テレビ朝日の看板報道番組『報道ステーション』で、10月から女性キャスターが交代。卒業する小川彩佳アナに代わって、元テレ朝のアナウンサーで現在はフリーとして活動する徳永有美アナが13年ぶりに復帰する。

 彼女の起用に関しては局内外でも賛否両論あるが、この人事に対して、筆者はテレ朝の見識を疑う。なぜなら、小川降板は、自民党総裁3選を狙う安倍晋三首相への忖度を疑わせるうえ、ウッチャンナンチャン・内村光良との“不倫略奪婚”の過去がある徳永の起用は、報道番組のキャスターとしては首をかしげたくなるものだからだ。

 小川アナといえば、日本テレビ系の夜の報道番組『NEWS ZERO』のキャスターも務めるジャニーズ事務所の嵐・櫻井翔との熱愛が発覚。一時は結婚のウワサもあったが、最近になって櫻井の新恋人の存在を「週刊文春」(文藝春秋)が報道、破局が伝えられている。その背景には、櫻井との政治や社会問題に対する意見のすれ違いがあるとも言われている。

 実際、櫻井は日テレの報道番組のキャスターを務めながらも、これまでの番組内での発言からは、政治どころか、社会問題にも深い関心を持っているようには見えなかった。それに対して、小川アナは、昨年に発覚した森友学園への国有地売却問題の頃から、政治問題に関して舌鋒が鋭くなり、識者たちからの好感度もアップ。その森友問題では、番組スタッフが官邸への忖度で上層部の顔色をうかがっていることに激怒し、「おかしいことはちゃんと番組で伝えなければならない」とかみついたというエピソードもある。

 また、同年9月の『報ステ』では、生出演した安倍首相にも堂々と対峙し、その姿勢が高く評価された。それだけに、いずれ『報ステ』初のメイン女性キャスターが誕生するのでは――とも目され、櫻井との破局がウワサされたこともあって、その期待度はさらに高まっていた。

 ところが、フタを開けてみれば、小川アナは“卒業”という名目で降板。その小川アナに代わってキャスターに就任する徳永アナはといえば、報じられている通り、もともとはテレ朝の社員と結婚したものの、『スーパーモーニング』と内村の冠番組『内村プロデュース』のアシスタントを務めている間に、内村に夫婦仲に関して相談したことがきっかけで不倫関係に発展。写真週刊誌に温泉旅行を撮られた末に、夫と離婚した。

 番組を降板させられた後は、『報ステ』の木曜日と金曜日のスポーツコーナーを担当していたが、その後も内村との交際継続が発覚し、2005年3月25日に結婚を発表。結局、テレ朝を追われるように2005年4月8日付で退社。内村も『内村プロデュース』が打ち切りになり、テレ朝を“出禁”状態になった。

 内村との間に授かった2人の子どもの子育てがひと段落したことから、今回の徳永アナの復帰に至ったという。

 確かに“みそぎ”を済ませた徳永をテレ朝が番組に起用しても、もはやクレームをつける者はいないだろう。だが、バラエティ番組ならともかく、テレ朝の看板報道番組『報ステ』のキャスターとなると、話は別だ。小川アナの降板と併せて、納得がいかないのは筆者だけだろうか?

(文=本多圭)

最終更新:2018/08/26 10:00
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