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米倉涼子『リーガルV』初回15%超えも『世界バレー女子』に完敗で、先行きに不安いっぱい!

『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』公式インスタグラム(@legalv2018)より

 米倉涼子が主演するテレビ朝日系連続ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(木曜午後9時~)の初回が11日に放送され、視聴率は15.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。

 これが、“並み”のドラマであれば、上々の発進となるのだが、なんせ、あの“超高視聴率ドラマ”『ドクターX~外科医・大門未知子~』を封印してまで、新たにスタートした米倉の主演ドラマだ。その『ドクターX』第5シリーズ(昨年10月期)の初回は20.9%を記録しており、初回だけを見ると、前年比5.9ポイントもの大幅ダウンで、物足りなさを禁じ得ない。

 同日、裏のTBS系では、『2018世界バレー女子 2次ラウンド 日本×ブラジルをオンエア』したが、18.2%の高視聴率を獲得し、『リーガルV』は完敗を喫した。この一戦は、日本の3次ラウンド進出を懸けた重要な試合であったのは確かだが、決勝や準決勝ではなく、しょせんは2次ラウンドにすぎなかった。それまでの同大会中継の最高視聴率は、10日のセルビア戦の13.8%だったことを思えば、18%台まで上げるとは大健闘。その割を食った『リーガルV』としては予想外の低視聴率だったに違いなく、先行きに不安を残す結果となってしまった。

 同ドラマは、弁護士資格をはく奪され、大手弁護士事務所「Felix&Temma法律事務所」をクビになった小鳥遊翔子(米倉)が、ペーパー弁護士の大学教授・京極雅彦(高橋英樹)を代表に据え、「京極法律事務所」を設立。ワケありの弁護士やパラリーガルをスカウトし、弱小集団を結成。大手のFelixを相手に、勝利を懸けた無謀な戦いを繰り広げていく物語。

「『ドクターX』と『リーガルV』の共通点は、主人公が破天荒で体制に戦いを挑むキャラで、コメディ要素もあり、ストーリーが単純な点。大きな違いは、大門未知子はカネに無頓着だったが、小鳥遊翔子はカネに執着する点。その面で、小鳥遊翔子は『水戸黄門』にはなれないので、勧善懲悪を楽しむことはできません。そうなると、なかなか『ドクターX』のような20%超えは難しいのではないでしょうか?」(テレビ誌関係者)

 通常なら、15%を超えれば、テレビ局的には上出来だが、『リーガルV』はそうにもいかない事情があるようだ。

「米倉のギャラは業界トップの破格の額。そのほかにも、向井理、菜々緖といった主演級の俳優・女優がズラリと出ていますから、出演料だけでも高額で、なんせ制作費が高いので、15%程度じゃペイできません。17~18%くらいは挙げてもらわないと、テレ朝的にはマイナスでしょう」(スポーツ紙記者)

“高視聴率”を義務づけられた『リーガルV』。第2話以降、視聴率がどう推移していくか注目されるところだ。
(文=田中七男)

最終更新:2018/10/15 23:00
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