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築地市場解体で銀座・晴海が地獄絵図に!? ネズミ、ゴキブリ大量拡散の恐怖

築地市場(※画像はイメージ)

 反対派の問題提起や強硬な態度などもあって、2年遅れて東京都が整備した新しい中央卸売市場「豊洲市場」(東京都江東区)が10月11日にようやく開場した。ネズミやゴキブリが密集し、衛生面で劣悪な環境にあった、これまで80年の歴史がある築地市場(中央区)は、解体工事が開始。重機が乗り入れ、建物屋根部分を取り除く作業が始まっている。

 解体することで問題視されているのが、寝床とエサ場を失ったネズミやゴキブリたちの拡散だ。

「特にやっかいなのはネズミです。築地市場に生息しているネズミの数は2~3万匹程度と推測されています。築地市場が閉鎖されることで、そのネズミたちの食料がなくなり、エサを求めて周辺の繁華街・銀座の飲食店、有名企業のオフィスビル、さらに晴海や勝どきにある高層マンションにまで広がってしまうことが懸念されています」(経済紙デスク)

 東京都は今年度の市場関係者がいない連休期間中に粘着シートや殺鼠剤、捕獲かごを使って駆除を進め、これまでにネズミ対策に約3,500万円を投じてきた。しかしこれも焼け石に水だという。

「築地市場周辺では最近、天敵の野良猫さえも太刀打ちできない、超巨大なドブネズミが頻繁に目撃されています。すでに築地にいたネズミが夜の間に周辺に逃げ出し、生息範囲が広がっているといわれています。エサが激減して築地市場から逃げた巨大ネズミが、銀座や湾岸地域のビルやマンション内に架線されている配電線をかじり、火災を引き起こさないか心配されています。また、大量の菌を保持していることから、人や動物に媒介して、病気を蔓延させることも懸念されています」(前出の経済紙デスク)

 いまや繁華街で頻繁に出没するネズミ。地球温暖化の影響もあって繁殖のペースを上げているといわれている。大きな問題となる前に築地市場から逃走した大量のネズミの駆除が急がれる。

最終更新:2018/10/17 16:00
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