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プロ野球・阪神タイガースの来季が“地味すぎ”!? 在阪マスコミを悩ませる「発信力不足」

阪神タイガース公式サイトより

 矢野燿大氏を新監督に迎え、新たな船出となったプロ野球・阪神タイガースに、関西のファンやメディアから「見応えがなさすぎ」と早くも不満の声が漏れてきた。

 22日には、今季楽天の外野守備走塁コーチを務めた清水雅治氏を参謀役のヘッドコーチに据え、福原忍、浜中治、藤井彰人、藤本敦士、筒井壮ら2軍スタッフを1軍コーチに昇格させるコーチ人事を発表。

 ところが、大阪のテレビ局関係者は「監督も地味なイメージで新鮮味が乏しい。加えてコーチにも華や発信力のある大物がいないので、在阪メディアの間では来年は盛り上がりに欠けるのではないかと危惧されています。ただでさえ今年は最下位に低迷したこともあって、タイガースの観客動員数が前年比3%以上落ち、289万8,976人にとどまりました。このまま注目度が下がってしまうと、タイガース関連の数字が取れなくなるので非常に我々も頭が痛いです」と愚痴をこぼす。

 さらに、追い打ちをかけるような出来事も起きた。25日に行われたドラフト会議でタイガースは1位で指名した注目の大阪桐蔭高校の外野手・藤原恭太を外すなど、抽選で2度失敗。

「新人に知名度のある選手がいないことも大きな痛手ですよ。甲子園のスター・吉田輝星や柿木蓮を乱獲した北海道日本ハムファイターズのように、ファンにもわかりやすい話題のあるドラフトをしてもらいたかったですね。全国からファンが押し寄せますし、ファイターズの戦略は上手ですよ。それに比べてタイガースは……」(同)

 発信力のあった金本知憲前監督は、最下位の責任を取らされ事実上の解任となった。人気回復させる起爆剤は用意してあるのか。ファンと在阪メディアが熱望する大型補強へ親会社・阪神電鉄本社からの鶴の一声が待たれる。

最終更新:2018/10/30 22:30
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