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『紅白』落選の防弾少年団(BTS)、地上波テレビから干されること必至? 日本でのメディア戦略は壊滅的に

「BTS JAPAN OFFICIAL FANCLUB」より

 原爆によるキノコ雲がデザインされたTシャツや、ナチスのハーケンクロイツがついた帽子を着用していたこと、また公演でナチス風のパフォーマンスを行っていたことが問題視され、所属事務所が謝罪するに至った韓国のヒップホップグループ・防弾少年団(BTS)。特に日本国内では、“原爆Tシャツ”に対する批判が強く、11月9日に出演する予定だったテレビ朝日系『ミュージックステーション』は直前で出演見送りとなり、また初出場が有力視されていた今年の『NHK紅白歌合戦』も落選となった。音楽関係者はこう話す。

「最初に“原爆Tシャツ”の着用が発覚した際は、こんなに大きな騒動になるとは思っていませんでした。紅白も普通に出るものだと思っていましたしね。でも、ナチス絡みの問題が出てきたことで、一気に流れが変わったという感じです。ナチスに関するものは、少なくとも地上波では完全NGですから、これはもう仕方ない。BTSとしても、言い訳のしようもないと思います」

 今回の騒動が日本のメディアに与えた影響は小さくないという。とあるメディア関係者が明かす。

「これまでBTSは、そこまで日本の地上波テレビにたくさん出ていた方ではなく、むしろ今年の紅白出場を機に、どんどん露出を増やしていく計画もあったようです。しかし、その計画は完全に頓挫。しかも、ただ紅白に出られなくなったというだけではなく、ほとんどのテレビ局が“当分はBTSをメディアに出さないでおこう”と判断したというのです。日本でのメディア戦略は、壊滅的な状態になってしまいました」

 つまり、BTSは今後、日本の地上波テレビから干されてしまうということなのだ。

「ニュース番組でなんらかの“騒動”が報じられることはあっても、ワイドショーで“今はやりのグループ”といった形でBTSが取り上げられることは、今後まずないでしょう。そして、歌番組やバラエティー番組などへの出演もなくなると思います。少なくとも、昨今の悪化する日韓関係が改善されるまでは、BTSは日本のテレビから消えてしまいそうですね」(同)

 世界的人気を誇るといわれるBTSの快進撃も、ここまでなのか……?

「今の時代、地上波に出なくたって、人気グループであり続けることは不可能ではない。そもそもBTSは、そんなにメディアに出ていないのに人気があったわけで、これで一気に人気がなくなるということでもないと思います。ただ、コアなファンは相変わらずだとしても、新規ファンの獲得は難しくなりそうですけどね」(前出・音楽関係者)

 原爆Tシャツやナチス帽をどんな気持ちで着用したかはわからないが、BTSは想像以上に大きな痛手を負うこととなりそうだ。

最終更新:2018/11/17 10:00
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