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メイウェザー・那須川天心戦、実現なら「RIZINもフジテレビも終わる」大みそか“憤死”の予感

RIZIN FF CEO・榊原信行氏のTwitter(@nobu_sakakibara)より

 格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行実行委員長が17日、東京都内でマスコミ各社の取材に応じ、プロボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとキックボクシングで33戦無敗の那須川天心が、12月31日の「RIZIN.14」(さいたまスーパーアリーナ)で対戦することを明言した。

 2人の対戦は今月5日、都内で行われた2人が出席した会見で発表された。しかし、メイウェザーが8日、SNSに中止を匂わす投稿をしたため、榊原氏は10日に緊急渡米。メイウェザー陣営と話し合って合意を確認し同日帰国したという榊原氏は、「天変地異でも起こらない限り、絶対やる」と開催に自信を示した。

「RIZINは、これまでフジテレビが中継していましたが、今年の大みそかで契約切れを迎えます。そこでRIZINとしては契約延長のための切り札としてメイウェザー側と交渉。なんとか那須川戦にこぎ着けました。気分屋のメイウェザーだけに直前でのドタキャンの可能性もありますが、実現すればそれなりの視聴率が期待できます」(格闘技業界関係者)

 試合形式は3分3ラウンドで、蹴りはなくパンチのみ。非公式のエキシビションマッチでジャッジによる判定は行わない方向だというが、試合が実現すれば、日本中に大ブーイングが吹き荒れることになりそうだという。

「メイウェザーは確かに伝説的なボクシング王者ですが、その試合ぶりを見たことがあるのは一部のボクシングファン、格闘技ファンだけでしょう。はっきり言って、誰がどう見ても退屈の極みですよ。屈強な黒人トップ選手だからといって、マイク・タイソンのようなボクサーを想像したら拍子抜けします。しかも今回はエキシビションで、体重が10キロも軽い相手、さらにメイウェザー本人が『9分間動くだけ』と公言しているわけですから、世紀の茶番といわれた昨年のUFC王者・コナー・マクレガー戦より、さらに緊張感のない試合になりそうです。やる気のないメイウェザーがヘコヘコとリングを走り回り、それをいくら追い回してもタッチすらできない天心、という展開に、お茶の間が凍りつくのが目に見えます。放送後には、初めてメイウェザーの消極的な戦いぶりを目の当たりにした視聴者から怒りの声が噴き出すことになるでしょうね。ついでに言えばメイウェザーは、ほかの多くのトップアスリートと違い、まったく人格者ではないので、とんだ不適切発言や不規則行動が飛び出す可能性もありますよ(笑)」(同)

 とはいえ今回のエキシビションが、将来的にキックボクシングから国際式ボクシングへの転向もささやかれる天心にとって、この上ないレッスンになることは間違いないだろう。決まったからには、天心に一発ブチかましてほしいところだが……。

最終更新:2018/11/21 16:00
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