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小林賢太郎、五輪ディレクター解任劇と批判であらためて考える“芸人”の社会での位置

小林賢太郎、五輪ディレクター解任劇と批判であらためて考える芸人の社会での位置の画像1
写真/Getty Imagesより

 連日メダルラッシュのオリンピック。金メダルの数は本日(7/30)時点で17個と歴代最多を記録した。コロナ禍での開催となり、数多くの問題が降って湧いたが、いざ始まってみるとアスリート達の戦う姿に勇気をもらい、8年前に『JAPAN!』と呼ばれた時の喜びを思い出した人も多いはずだ。

 街は訪日外国人で溢れ、多くの企業が相乗効果を期待した。実際は自宅でおとなしく観戦するという結果になってしまったが。

 多くの課題と一年の延期を乗り越えて始まったオリンピックだが、エンタメ界で大きく取り上げられた問題があった、過去のいじめが問題となり、開会式の作曲担当を辞任した小山田圭吾さんだ。この件に関しては僕のコラムで取り上げるつもりはないが、元いじめられっ子としていうならば、彼のいじめの内容を見ると、僕が受けていたいじめなんて比べ物にならない程可愛いものだったんだと思う。そう感じた。

 お笑いとは関係ないトピックであっても、芸人の発言は何かと話題になる。EXITのりんたろーさんが7月15日放送の『ABEMA Prime』でこの件について擁護するような発言をしたのだ。

 要約すると、いじめについては「人としてあるまじき行為」と断罪しつつも「その人が歩んできた数十年の道のりで、成長や変化した部分を全部なしにして過去の行為だけをクローズアップするのはどうかと思う」と。

 これに対して「浅はかなコメントだ」と視聴者たちの批判にさらされていた一方で、メイプル超合金のカズレーザーさんは7月18日放送の『サンデージャポン』(TBS)で対照的なコメントを述べた。

 カズレーザーさん曰く、小山田圭吾さんに対して批判の声が多いのは『マイナスの部分を埋める作業をしてこなかったからだ』と。過去の行為を悔いて、その為にこんな事をしているとアピールをすれば、フォローに入る人がいたはず。過去がたたかれているわけでは無いと。

 どちらも間違っていないと思う。ただ個人的には芸人がこのようなセンシティブな話題に首をつっこむのは、リスキーが気がする。

 そろそろ本題に入るとしよう。

 今回なぜこのオリンピックについて書いたのかというと、ある人物の事を書きたかったのだ。それは東京オリンピック・パラリンピックの開会式、閉会式のショーディレクターを解任された”元ラーメンズ”の小林賢太郎さんだ。

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