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「日本人は、スペインリーグでは通用しない!?」柴崎の2部移籍と、清武のJ復帰が意味すること

 サッカー日本代表の海外組がパッとしない。

 長きにわたり日本代表のエースに君臨していた本田圭佑は、ACミランの10番をつけているものの、試合にまったく出場できず。一方、香川真司も、一時期はマンチェスター・ユナイテッドのスターティングメンバーに名を連ねていたが、現在はドイツ・ブンデスリーガに出戻っている。しかも、以前のような輝きを見せられていない。沈む2人と同様、昨季、プレミアリーグをレギュラーメンバーとして制した岡崎慎司も、現在は1.5軍扱いと苦しんでいる。

 そんな本田、香川、岡崎の不調に引きずられていた日本代表の救世主となったのが、清武弘嗣だ。清武は、ブンデスリーガのハノーファーのエースとして君臨。好調そのままに、昨年6月にスペインリーグ・リーガエスパニョーラのセビージャFCへ移籍した。さらに日本代表でも、11月に行われたサウジアラビア戦でスターティングメンバーの座を奪うと、ハリルホジッチ監督の就任以降、最も高いパフォーマンスで勝利に貢献。「中田英寿→中村俊輔→本田」に続く「清武時代」の到来を告げたかに思えたのだが、スペインリーグで清武はまったく通用せず。地元紙に「冗談のような補強」と嘲笑されてしまった。なぜ、清武は調子を落としたのか?

「清武が調子を落としたというより、日本人選手がスペインリーグで通用した前例がありません。スペインリーグとプレミアリーグの2つは、欧州の中でもランクが違います。ドイツでは活躍できても、スペインリーグでは通用しません。さらに、スペインリーグは、ほとんどの選手が英語ではなく、スペイン語を話します。ラテン系が多く、コミュニケーションが重要。わかりやすい例が、俊輔の失敗です。俊輔は、チームメイトと積極的に交流するタイプではなく、英語圏のスコットランドではそれが受け入れられたのですが、スペインでは“変わったヤツ”と敬遠されてしまった。スペインと日本では、文化・アプローチの違いが大きいんです」(サッカー関係者)

 スペインリーグで失敗した清武は、今季からJリーグに復帰する。その清武と入れ替わるように、鹿島アントラーズの柴崎岳がスペインリーグに移籍したが、チームは2部。「代理人は1部チームと交渉していましたが、清武の失敗もあり、1部のチームが日本人を獲ろうとは思いません」(同)とのこと。

 Jリーグに移籍してくる東南アジアの選手に対し、「マーケティング関連」とメディアもファンも懐疑的に見ている。事実、東南アジアの選手で、Jリーグで活躍した選手はいない。それと同じ目線を、スペインリーグの関係者は、日本人に対して持っている。「清武は通用せず、柴崎は2部にしか移籍できないのは当然」というのが真相のようだ。
(文=TV Journal編集部)

最終更新:2017/02/06 18:28
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