稲田豊史の記事一覧 (34件)

稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『1秒先の彼』がリメイクで性別変更した理由とは?

リメイクで性別を変更  ドラえもんとひみつ道具が出てこない『ドラえもん』のような映画、あるいはSF(すこし・ふしぎ)な藤子・F・不二雄ワールド。生前のF先生が描いた中編(『...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の「エヴァみ」

『スパイダーバース』が画期的だったこと  マルチバース的な並行世界のそれぞれに存在する複数のスパイダーマンの集合と活躍を描いた前作『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)は...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『アフターサン』を観て憂う、超少子化社会ニッポン

回想録なのに回想主がいない  11歳の少女ソフィ(フランキー・コリオ)が、今は離れて暮らす31歳の父親カラム(ポール・メスカル)と、トルコのリゾート地で数日間まったりと過ごす...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『アダマン号に乗って』心を病んだ人が感じる「居心地の良さ」とは?

精神疾患なのに生き生きしている  パリのセーヌ川に浮かぶ、船の形をしたデイケアセンター「アダマン」。『アダマン号に乗って』は、そこに日々集う精神疾患者たちの様子を捉えたドキ...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『フェイブルマンズ』は「思ってたのと違う」映画

思ってたのと違う  あらゆる監督作品に「家族愛」テーマを必ずと言っていいほど差し込んでくる巨匠スティーヴン・スピルバーグが送る「初の自伝的作品」(チラシのキャッチより)だけに...
稲田豊史の「さよならシネマ」

『逆転のトライアングル』松本人志が撮るかもしれなかった「有害な男らしさ」

あ、これ「トカゲのおっさん」だ  カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞、ゴールデングローブ賞作品賞・女優賞受賞、アカデミー賞作品賞・監督賞・脚本賞ノミネート(2023年...

GG賞3冠!『イニシェリン島の精霊』はオジサン同士の泥沼離婚劇!?

これは「何のたとえ話」なのか?  『スリー・ビルボード』で2017年の映画賞レースを総なめにしたマーティン・マクドナー監督が、またも小難しい映画を撮った。第80回ゴールデン・...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は虚構世界のドキュメンタリー映画!?

没入感<実在感  ジェームズ・キャメロンが『アバター』(09)以来13年ぶりの続編として、かつ全5部作の2作目として監督した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(WoW...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

まるで『ピタゴラスイッチ』…『宮松と山下』永遠に見続けられる香川照之の所作

 まもなく1歳になる息子と一緒に、よく『ピタゴラスイッチ』を見る。Eテレで放送中の幼児向け番組だ。  『ピタゴラスイッチ』には色々なコーナーがあって、どれもこれも面白いのだが...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『もっと超越した所へ。』反ジェンダーフリーなどんでん返しと主題歌がaikoの意味

 ざっくり言えば、4人の女性(前田敦子、伊藤万理華、黒川芽以、趣里)が4人のクズ男(菊池風磨、オカモトレイジ、三浦貴大、千葉雄大)から“被害”を受け、最後に激ギレする話だが、...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『川っぺりムコリッタ』、一見スローライフ映画から漂う死の香り

※本記事は2P以降に、多少のネタバレがあります。 『かもめ食堂』が嫌だった  荻上直子監督作と言えば、『かもめ食堂』(06)を思い起こす方も多いだろう。筆者もそのひとりだ。 ...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』が「大人」になって捨てた不都合な過去

「未公開シーン42分」の謎  日本で1986年に公開された『ロッキー4/炎の友情』(85)は、当時の小中学生男子にたいそう愛された。80年代の男の子トレンドで言えば、ジャッキ...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『キャメラを止めるな!』は「原作と違うからダメ」を一蹴する

話題作のリメイクに孕む危険  キャスト無名の超低予算映画ながら2018年に大ヒットを記録した『カメラを止めるな!』(監督:上田慎一郎)。そのフランス版リメイクだ。一言で言え...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

映画『わたしは最悪。』“奔放”と“正直”を言い訳にする“最悪”な人間性が痛快

吉田戦車の『火星田マチ子』  映画の話の前に、やや長めの前置きを。  『伝染るんです。』『ぷりぷり県』『殴るぞ』などで知られる不条理漫画の第一人者・吉田戦車が1993年に刊...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

知性があってもたいした仕事に就けない『パリ13区』の若者と、近くて遠い日本の若者

『ディーパンの戦い』(15)でカンヌ国際映画祭・パルムドールを受賞した御年69歳のジャック・オディアールが、パリに住むミレニアル世代(2022年時点でおおむね20代中盤~30...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』――リドラーはジョーカーを超えられない

これはカレーじゃない  『バットマン』という映画は、撮る監督によって大きくテイストが変わる。それがまた、毎度の楽しみでもある。  過去の『バットマン』を振り返れば、ティム・バ...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

映画『牛久』は外国人「収容」の実態を暴き、ダブルスタンダードな日本を追い込む

 2021年3月、スリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入国管理局の施設で「病死」した。ウィシュマさんは日本の子どもたちに英語を教える目的で来日したが、在留資格...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい」

佐藤二朗主演『さがす』―「ながら観」と「倍速視聴」ができない映画

 『岬の兄妹』(19)で国内映画界に衝撃をもたらした片山慎三監督が、『さがす』で商業映画デビューを飾った。「連続殺人犯を捕まえたら300万もらえる」と言い残して姿を消した父親...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい」

『ただ悪より救いたまえ』――「007より面白い」という贅沢

 奮発して泊まった高級ホテルの創作ビストロより、翌日に通りすがりで入った町中華のチンジャオロース丼のほうが、ぶっちゃけ胃が満足した――ということが(筆者は)ままあるが、つい最...

離婚ホラーマンガ”が爆誕!? コミックス版『ぼくたちの離婚』原作者と編集者が語る“離婚エンタメ”のススメ

 書籍化にコミックス化。次々とメディアミックスされるのは話題コンテンツの常。 「女子SPA!」で好評連載中の、男性目線の離婚ルポルタージュ『ぼくたちの離婚』もそのひとつ。本連...

妻の怨念と夫の観念を描くマンガ『妻が口をきいてくれません』圧巻の“胸クソ”読後感

──サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が原作を務めるマンガ『ぼくたちの離婚』(集英社)が、3月18日に刊行される。これを記念して「月刊誌サイゾー」で連...

日本のセックスレス率は47%超──マンガ『1122』が提案するソリューションとしての不倫

──サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が原作を務めるマンガ『ぼくたちの離婚』(集英社)が、3月18日に刊行される。これを記念して「月刊誌サイゾー」で連...

Netflix映画『マリッジ・ストーリー』で学ぶ離婚における女子行動学・初級編

──サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が原作を務めるマンガ『ぼくたちの離婚』(集英社)が、3月18日に刊行される。これを記念して「月刊誌サイゾー」で連...

「カノン」は不倫の旋律か?  SF不貞が不協和音を奏でるマンガ『あげくの果てのカノン』

──サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が原作を務めるマンガ『ぼくたちの離婚』(集英社)が、3月18日に刊行される。これを記念して「月刊誌サイゾー」で連...

マンガ『泣き虫チエ子さん』子どもを作らないことを選択する──益田ミリが描く“幸福論”

──サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が原作を務めるマンガ『ぼくたちの離婚』(集英社)が、3月18日に刊行される。これを記念して「月刊誌サイゾー」で連...

ドラマ『最高の離婚』──子どもが欲しくない男と、欲しい女。夫婦の溝を埋める最良のテキスト

──サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が原作を務めるマンガ『ぼくたちの離婚』(集英社)が、3月18日に刊行される。これを記念して「月刊誌サイゾー」で連...

夫婦仲が破綻するわけを読み解く、最悪の教本になる映画『ブルーバレンタイン』

──サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が原作を務めるマンガ『ぼくたちの離婚』(集英社)が、3月18日に刊行される。これを記念して「月刊誌サイゾー」で連...

血みどろの夫婦喧嘩! なぜ女性は、泣き叫ぶのか? 映画『レボリューショナリー・ロード』

──サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が原作を務めるマンガ『ぼくたちの離婚』(集英社)が、3月18日に刊行される。これを記念して「月刊誌サイゾー」で連...

あなたの夫は「ユニクロのフリース」か?──W不倫マンガ『あなたのことはそれほど』から学べること

──サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が原作を務めるマンガ『ぼくたちの離婚』(集英社)が、3月18日に刊行される。これを記念して「月刊誌サイゾー」で連...

『ゴーン・ガール』男は女の求めるものが理解できない!  観れば結婚したくなくなる夫婦鬱映画

──サブカルを中心に社会問題までを幅広く分析するライター・稲田豊史が原作を務めるマンガ『ぼくたちの離婚』(集英社)が、3月18日に刊行される。これを記念して「月刊誌サイゾー」で連...
ページ上部へ戻る

配給映画

稲田豊史記事一覧ページ。日刊サイゾーはジャニーズやアイドルなどの芸能界のニュースを届ける、雑誌サイゾーのWEB版です。タレントや芸能界の噂や政治の裏話などをお届けします。グラビアアイドルのイベントニュースや悩殺写真も満載! アニメや映画などのサブカルチャーに関する記事やコラムも。

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

水原解雇に間に合わなかった週刊誌スクープ

今週の注目記事・1「水原一平“賭博解雇”『疑...…
写真
イチオシ記事

さや香、今年の『M-1』への出場を示唆

 21日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「賞レース2本目やっちまった芸人」の完結編が放送された。この企画は、『M-1グランプリ』(同)、『キ...…
写真