日刊サイゾー トップ > パンドラ映画館

パンドラ映画館の記事一覧 (742件)

【深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.502

昼は救命医、夜は処刑人という2つの顔を持つ男!! 人間の内面に渦巻く矛盾性『デス・ウィッシュ』

 もしも街で評判の名医が実は連続殺人鬼という裏の顔を持っていると知ったら、あなたはそれでも受診するだろうか? ブルース・ウィリス主演作『デス・ウィッシュ』は、そんな二面性を持...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.501

原作者急逝、清水富美加の出家とトラブル続出!! お蔵入り寸前だった千原ジュニア主演作『ごっこ』

 男と女の関係はいつか破局するときが訪れる。結婚して夫婦になっても、離婚に至るリスクは常に伴うことになる。それならば、大好きな女の子とひとつの家族になれば、一生別れる心配がな...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.500

価値観の違い、世代間のギャップを楽しみたい!! 三木聡監督のオリジナル作『音量を上げろタコ!』

 この世界はほとんどがムダなものでできている。人間の一生もほとんどはムダな時間で占められている。そんなムダなものやムダな時間を愛することができれば、人生はとても楽しい。ブレー...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.499

JOJOの新しい冒険は日本版ニンフォマニアック!? SM大河『私の奴隷になりなさい第2章 第3章』

 恋愛はまるで鬼ごっこのようだ。鬼から逃げているはずだったのに、いつの間にか自分が追い掛ける側に回っている。男女の関係はまるでオセロゲームのようだ。優位な立場にいると安心して...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.498

ひと言でも口を開くと、確実に死が訪れる恐怖!! 『クワイエット・プレイス』は圧力社会の比喩!?

 新しいタイプの恐怖映画が、米国では次々とヒットしている。SEXに伴う不安感・罪悪感が具現化して付きまとう『イット・フォローズ』(14)、デトロイトのリアルな荒廃ぶりを描いた...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.497

少女は亡くなった後もネット上で凌辱され続けた!! フェイクニュースが招く惨劇『飢えたライオン』

 名優にして名監督だったオーソン・ウェルズが若き日に演出したラジオドラマ『火星人襲来』は、ウェルズの演出があまりにもリアルすぎたために「本当に火星人が襲ってきた!」と思い込ん...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.496

姿を見せないスナイパーから標的にされる恐怖!! 北村龍平監督が皮膚感覚で撮った『ダウンレンジ』

 正体不明の敵から、理由もなく狙われることほど恐ろしいものはない。スティーヴン・スピルバーグ監督のデビュー作『激突!』(71)やルトガー・ハウアーが不気味すぎる『ヒッチャー』...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.495

なぜゆえ映画の中のビッチはかくも美しいのか? 女神降臨『寝ても覚めても』『きみの鳥はうたえる』

 ビッチとは尻軽女や浮気性の女性を指す侮蔑語だが、映画の世界ではその意味は反転し、自分に正直な女として輝きを放つことになる。世間のしがらみに縛られず、自由に生きる女性の称号と...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.494

新宿に乱れ咲く、大人のファンタジーワールド!! 理想の淑女と悪女が入り乱れるピンク映画傑作選

 物語は小さければ小さいほどいい。多くの人は忘れてしまうかもしれないけど、ささやかなエピソードが妙に心に残ってしまう。そんな逆説的な面白さを持った作品が、ピンク映画には少なく...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.493

シアーシャ・ローナン版“夫のちんぽが入らない”新婚夫婦を悩ませるSEX問題を扱った『追想』

 あまりにも明け透けすぎるタイトルの私小説『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)がロングセラーとなっている。書店ではちょっと口に出せない題名だが、新人作家・こだまのウイットに富ん...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.492

“8人の峰不二子”が活躍する『オーシャンズ8』女を消耗品扱いにしてきたハリウッドへの挑戦状!!

 サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェットら8人の女たちが完全犯罪に挑む『オーシャンズ8』。ジョージ・クルーニーが主演した『オーシャンズ』シリーズの11年ぶりとなるスピンオ...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.491

この映画で笑った奴らは全員強制労働に従事だ!! 共産主義コメディ『スターリンの葬送狂騒曲』

 ナチスドイツを率いたアドルフ・ヒトラー、中華人民共和国を建国した毛沢東、そしてソビエト連邦の二代目指導者ヨシフ・スターリン。世界史に名前を残すビッグネームたちだが、同時に大...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.490

戦争の裏側を暴き出した衝撃ドキュメンタリー!! マニュアルどおりの地獄絵図『沖縄スパイ戦史』

 この映画は覚悟して観たほうがいい。恐怖映画の煽り文句のようだが、ドキュメンタリー映画『沖縄スパイ戦史』はリアルに戦争の実相を伝え、平和をむさぼりながら暮らす我々に衝撃を与え...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.489

女性器をひたすら撮り続けたカメラマンがいた!! 安藤政信主演『スティルライフオブメモリーズ』

 女性器は不思議だ。女性が脚を開いていると、どうしても気になってしまう。ベランダに咲いた花の匂いを嗅ぐように、思わず顔を近づけたくなってしまう。その日の天候や水加減によって花...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.488

人気漫画家・押見修造の思春期の体験を映画化! 苦い青春『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

 自分が心の中で感じたこと、考えたことを完璧に話すことができる人はこの世界にどれだけいるのだろうか。うまい言葉を見つけ、誰かに伝えようとすればするほど、サイズの合わない靴を履...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.487

女たちが本当に勝ちたい相手は男ではなかった!? 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』『菊とギロチン』

 日本では「キング夫人」の呼び名で知られてきた、女子テニス界の名選手ビリー・ジーン・キング。女子テニス最強プレイヤーとして長年にわたって活躍する一方、女子テニス協会の設立メン...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.486

人間は何かに依存せずには生きていけないのか? ウディ・アレンの不倫ドラマ『女と男の観覧車』

 コメディ映画の巨匠ウディ・アレンが窮地に立たされている。ハリウッドで広まった“#MeToo”運動によって、ウディ・アレンは25年前に裁判沙汰になった性的虐待疑惑が蒸し返され...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.485

平成の世に起きた第二の「阿部定事件」なのか!? 佐藤寿保監督が女の多面性を描く『可愛い悪魔』

 1936年は日本が軍国化していくきっかけとなった「二・二六事件」の起きた年であり、「阿部定事件」が世間を騒がせたことでも知られている。料亭で働く定が不倫相手を窒息プレイで殺...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.484

ドイツ国民は強制収容所の惨劇を知らなかった!? ナチス高官元女性秘書の告白『ゲッベルスと私』

 ヒトラーの右腕、プロパガンダの天才、多くの女優と浮名を流したロマンティスト……。ナチスドイツの初代宣伝大臣だったヨーゼフ・ゲッベルスをめぐる逸話はとても多い。ナチス軍服のフ...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.483

アメフトを見れば、その国の内情がよく分かる!? 国民性を丸裸にする観察映画『ザ・ビッグハウス』

 今、日本で最も注目を集めている競技といえば、アメリカンフットボールで間違いないだろう。日大アメフト部員による悪質タックル事件をめぐる謝罪会見は、既得権にしがみつく指導者たち...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.482

血縁とも地縁とも異なる、新しい家族の在り方!? 日本の最下流社会のシビアな現実『万引き家族』

 巣鴨で起きた子ども置き去り事件を題材にした『誰も知らない』(04)、沖縄であった新生児取り替え事件にインスパイアされた『そして父になる』(13)など、是枝裕和監督は日本社会...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.481

微妙にズレてる日本文化が、逆に愛おしく思える!? 黒澤明×宮崎駿をポップにリミックス『犬ヶ島』

 独特なビジュアルセンスとユーモア感覚の持ち主であるウェス・アンダーソン監督の新作映画『犬ヶ島』は、かなりおかしな作品だ。人種隔離政策ならぬ、犬隔離政策を打ち出した為政者に対...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.480

元少年Aになりきった瑛太の自傷シーンはトラウマ級の衝撃!! 連続児童殺傷事件のその後『友罪』

 もしも、最近知り合った仲間が人に話せない秘密を抱えていたら。もしも、その秘密が償いきれないほどの重い罪だったら……。少年犯罪をテーマにしたミステリーものを手掛ける薬丸岳の小...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.479

「アンクル・トムの小屋」は差別を助長するの!? 米国の暗黒史『私はあなたのニグロではない』

 子どもの頃に世界名作全集「アンクル・トムの小屋」を読んだ人は多いだろう。黒人奴隷トムの苛酷な運命を描いたものだが、親切だったかつての白人オーナーの息子と死に際に再会するラス...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.478

映画じゃけぇ、何をしてもええんじゃ!! 男根から真珠を取り出すシーンが強烈すぎる『孤狼の血』

 森林浴ならぬ、人間浴はいかがだろうか。せっかく人影もまばらな森や山できれいな空気を吸っても、街に戻ればストレスの多い人間関係に悩まされてしまう。それならいっそアクの強い人間...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.477

銀盤の真ん中で「愛がほしい」と叫んだ淫蕩女!! 人気アスリートのドキュン人生『アイ,トーニャ』

 冬期五輪における花形競技となっているフィギュアスケートだが、芸術点をめぐってたびたび問題が起きる。スピードや点数を競う他の競技と違い、競技が始まる前から、選手の容姿や品格と...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.476

実録犯罪やタブーが大好きな韓国映画の醍醐味! 男のフェロモン祭『タクシー運転手』『犯罪都市』

 おもろい映画をつくることに貪欲な韓国映画界が大好物にしているジャンルがある。それは実録犯罪ものと社会的タブーを題材にしたサスペンス作品だ。国内マーケットが限られている韓国は...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.475

“美少女原理主義者”が撮った倒錯的純愛ワールド!! Wヒロインがせめぎあう快楽の極み『聖なるもの』

 心理学者フロイトの言うところの“快感原則”に従って、庵野秀明監督がテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(テレビ東京系)を生み出したことはファンの間では有名だろう。自主映画...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.474

女性向け性サービスの需要はさらに高まりそう! 松坂桃李が『娼年』でセックスセラピストを熱演

 ハリウッドの実力派女優ジェシカ・チャスティンが主演した政治サスペンス『女神の見えざる手』(17)で、凄腕の政治ロビイストを演じたジェシカが密かに愛用していたのがエスコートサ...
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.473

葉巻と酒が手放せず、躁鬱に悩んだ宰相の決断! アカデミー賞W受賞『ウィンストン・チャーチル』

 大英帝国がその栄華を極めたヴィクトリア朝時代の1874年に生まれ、冷戦時代の1965年にこの世を去ったウィンストン・チャーチル。90歳の生涯、半世紀以上にわたる政治活動の中...
ページ上部へ戻る

配給映画

パンドラ映画館記事一覧ページ。日刊サイゾーはジャニーズやアイドルなどの芸能界のニュースを届ける、雑誌サイゾーのWEB版です。タレントや芸能界の噂や政治の裏話などをお届けします。グラビアアイドルのイベントニュースや悩殺写真も満載! アニメや映画などのサブカルチャーに関する記事やコラムも。

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

水原解雇に間に合わなかった週刊誌スクープ

今週の注目記事・1「水原一平“賭博解雇”『疑...…
写真
イチオシ記事

さや香、今年の『M-1』への出場を示唆

 21日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「賞レース2本目やっちまった芸人」の完結編が放送された。この企画は、『M-1グランプリ』(同)、『キ...…
写真