本の記事一覧 (835件)

3万冊って、こんなに空虚なのか……

入場料のある本屋「文喫」で、手に取りたくなる本に出会えないのは、きっと本屋のせいじゃない

「どれが、おすすめの料理ですか」  そう尋ねると、ショートヘアのウエイトレスが、困ったように笑うので、ぼくはいささかドキッとしてしまった。 「私は……個人的には、エビのドリア...

テーマは“生活”……伝説のインディペンデント誌が復活「生活考察Vol.6」

 インディペンデント・マガジンが、静かな流行を迎えている。現在、数多くのインディペンデント誌が発行されているが、ひとつだけ例を挙げると、現役藝大生が創刊したインディペンデント...

あゝ女と舞踏がしたい。童貞にまつわる作品を集めたアンソロジー『吾輩は童貞(まだ)である』

 いきなり私事と下ネタで恐縮であるが、筆者の後輩にSくんという好い童貞がいる。24歳になるSくんは、女性に対して頑なで、やたらと理想が高く、車寅次郎のように惚れっぽい。好きな...

さらば築地市場──新旧巨大市場の全貌を紹介した『市場をゆく』

 10月11日、豊洲市場が開場した。築地から豊洲への移転が決定してから17年。石原慎太郎氏→猪瀬直樹氏→舛添要一氏→小池百合子氏と4都知事の交代を経て、二転三転した市場移転だ...

築地も”密漁アワビ”だらけだった? 食品業界のタブー「密漁ビジネス」を暴く『サカナとヤクザ』

 アワビもウナギもカニも、日本人が口にする高級魚の大多数が、実は暴力団による密漁品であり、巨大な資金源になっている――。  そんな衝撃の実態を突き止めるべく、密漁する暴力団や...

全国各地に残る、元遊郭の転業旅館をカメラマンが渾身取材!『遊郭に泊まる』

 昭和33年4月、「売春防止法」が施行され、遊郭は日本地図上からは一斉に消えた。けれども、全国各地にその姿を留めたまま、「転業旅館」として現在も営業している宿が、実はある。『...
『樹海考』『GONZALES IN NEW YORK』出版記念

村田らむ×丸山ゴンザレス──「死体見たい」でいい! 樹海、ニューヨーク取材で見えた人間の本性とは?

 ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教などを中心に取材を続けてきた村田らむ氏と、国内外の裏社会や危険地帯の取材を続ける丸山ゴンザレス氏。コミック誌「本当にあった愉快な話」(竹書房)で...

エア相撲に“泥の怪人”……個性あふれる離島の祭りの記録書『ニッポン離島の祭り』

 うわー、こんなお祭りがまだ残ってるんだ!  そんな驚きに満ちた離島の祭りを紹介するフォトエッセイ『ニッポン 離島の祭り』(グラフィック社)が発売された。著者はこれまでに34...

5年ぶりにようやく新作短編掲載! それでも『涼宮ハルヒ』シリーズはオワコンじゃないのか

 かつては世界を席巻した『涼宮ハルヒ』シリーズの新作小説が10月末に登場することが発表され、話題を呼んでいる。  谷川流氏による新作の発表は、実に5年ぶりのこと。今回は、20...

「新潮45」をめぐる騒動──もしも図書館から抹殺されれば、それは人類最後の日

 LGBTをめぐる寄稿が批判され、休刊を決めた新潮社の月刊誌「新潮45」。  批判に晒されたことで「いったいどういう寄稿が掲載されているのだ」と興味を持つ人は多く、書店では瞬...

そろそろ話し合いもタイムリミット……出版物の軽減税率問題「有害図書」の扱いはどうなった?

 最近、筆者も「あれ、どうなってるの?」と、たびたび聞かれるのが、出版物への消費税の軽減税率をめぐる問題。いわゆる「ポルノ」あるいは「有害図書」に関しては、対象外として軽減税...

「新潮45」騒動で露見した雑誌業界の惨状 次に休刊になる雑誌は?

 LGBTをめぐる表現が批判を受けていた雑誌「新潮45」について、発行元の新潮社は9月25日、休刊を発表した。社長が、自社の出版物に対して「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不...

人気作家に執筆依頼する絶好の機会!?「新潮45」騒動は、同業他社のビジネスチャンス

 ついに休刊を発表した「新潮45」(新潮社)をめぐる一連の騒動。一部で批判を浴びた寄稿がみるみる炎上し、同誌は書店では軒並み売り切れ。さらに、中古価格にはプレミアがつくまでに...

開いててよかったコンビニ美談の衝撃的裏事情!! 禁忌本『コンビニオーナーになってはいけない』

 おにぎり、お茶、スイーツ、雑誌の購入に、銀行口座や公共料金の振り込み……。今や街のインフラとして、24時間営業のコンビニエンスストアは欠かすことができない存在となっている。...
じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

伝説の一大わんこスペクタクル『銀牙』シリーズをひもとく!

『銀牙 -流れ星 銀-』。「週刊少年ジャンプ」(集英社)の黄金期を支え、アニメにもなった、日本で最も有名な犬マンガです。もしかしたら、動物マンガというくくりでも頂点といえるか...
アメリカ兵 によるレイプ事件から婦女子を守るため……

消滅した売春街「真栄原新町」と沖縄の「もうひとつの戦後史」

 かつて「真栄原新町」と呼ばれる街が、沖縄に存在した。  移設問題で揺れる普天間基地のすぐ近くにあるこの街では、「ちょんの間」と呼ばれる売春宿が営業しており、アルミサッシのガ...

たまにクレーマーも来るらしいが……全国図書館で続々導入の「雑誌スポンサー制度」の意義

 図書館のスポンサーになって雑誌を購入すれば、広告が出せる。茨城県など全国の図書館で、そうした取り組みが始まっている。  各地の図書館で行われているこの取り組みは、雑誌購入費...

オッサンが読んで感動してちゃダメだ。いま人生を燃やしたい人だけが読むべき本。外山恒一『全共闘以後』

「一度お会いしたいのですが、ご都合はいかがでしょうか?」  新著『全共闘以後』(イースト・プレス)の出版を控えた外山恒一から、丁寧な連絡をもらったのは9月中旬のことであった。...
じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

まるで医療版『北斗の拳』! ハイテンションすぎる医師マンガ『スーパードクターK』

 今も昔も医療マンガの頂点といえば『ブラック・ジャック』ですが、近年の医療マンガのトレンドは、いかにリアルな医療現場を描くかになってきていますね。『コウノドリ』『ブラックジャ...

殺人未遂容疑で逮捕の”綾瀬コンクリ殺人事件”元少年「いま思えば人間だとか思ってなかった」

 昭和と平成が入れ替わる1988年末~1989年、足立区で起こった「女子高生コンクリート詰め殺人事件」は、日本中を震撼させる事件だった。犯行グループとなった当時15~18歳の...

出張ホスト、ウリセンボーイ、ニューハーフヘルス嬢……男たちはなぜ体を売る?

「むなしくなるときがあります。お金で出張ホストを買ってむなしくならないのかと世間は女性に言うかもしれないけど、出張ホストもむなしくなるときがあるんです」  ある出張ホストは、...
じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

ギャル男バトルマンガ『ギャル男THE爆誕!』で学ぶ、ギラつくキャッチコピーの作り方

 皆さんは「メンズナックル」(ミリオン出版)というファッション雑誌をご存知でしょうか? 一世を風靡した「ギャル男」に、「伊達ワル」というオラオラ系要素を盛り込んだ雑誌で、紙面...
凶悪犯罪の真相

”後妻業の女”はなぜ、被害者たちから愛された?『筧千佐子 60回の告白 ルポ・連続青酸不審死事件』

 昨年11月、京都地裁で死刑判決が言い渡された、筧(かけひ)千佐子被告による連続青酸死事件(弁護側は判決を不服として即日控訴)。2014年に発覚すると世間の耳目を集め、週刊誌...

“誤報”と“フェイクニュース”の狭間に──塩田武士『歪んだ波紋』が投げかけるもの【後編】

(前編はこちら)  作家・塩田武士が上梓した『歪んだ波紋』は、ネットによって無秩序に広がりつつある情報社会を紐解く示唆に富んだ作品だった。  日刊サイゾー編集部という立場から現...

“誤報”と“フェイクニュース”の狭間に──塩田武士『歪んだ波紋』が投げかけるもの【前編】

 作家・塩田武士が元気だ。グリコ・森永事件をモチーフに大胆な作劇で話題をさらった『罪の声』(講談社)でブレークを果たすと、人気俳優・大泉洋に小説を“当て書き”してプロモーショ...

カラテカ・矢部、ピース・又吉、オードリー・若林……“芸人本”が出版界を救う日

 お笑い芸人の矢部太郎が執筆したマンガ『大家さんと僕』(新潮社)が手塚治虫文化賞短編賞を受賞、人気が爆発している。ほのぼのとした日常の風景やほっとする間合い、ゆったりとした会...

目的はいったいなんなのか……「漫画村」に続き、今度は「活字村」が出現した!!

「漫画村」が消滅したかと思えば、今度は「活字村」だ。新たな海賊版サイトの登場に、多くの出版人が驚愕している。  先日からSNSなどを通じて、物書きの間で話題になっているサイト。...
じゃまおくんのザオリク的マンガ読み 

ツラすぎて直視できない……薄毛ラブコメ漫画の最高峰『ハゲしいな桜井くん』

 40過ぎてもいまだに髪がフッサフサの男性がいたら、絶対ヅラだと思うことにしています(自己防衛のため)、こんにちは。男性にとって永遠のテーマであり、非常に深刻なテーマである「...

「印税は全額、大阪北部地震の被災者へ」高須院長のリアル炎上人生『大炎上』

 高須クリニックのかっちゃんこと、高須克弥院長が7月に新刊を上梓した。その名も『大炎上』(扶桑社新書)。帯には、作家の「百田尚樹氏推薦!」の文字が並び、なんだかもう、すごいイ...
凶悪犯罪の真相

フジ『ザ・ノンフィクション』“人殺しの息子”がテレビカメラの前で語った、両親への複雑な思い

 2002年に発覚した「北九州連続監禁殺人事件」は、犯罪史上まれに見る凄惨な事件として記憶している人も多いだろう。主犯である松永太によるマインドコントロールの下、内縁の妻・緒...
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