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「当て振りもバレちゃった!」K-POPバンド同士でドロ沼パクリ訴訟が勃発

41gN-NFY-HL.jpg『Lady』(ワーナーミュージック・ジャパン)

 韓国出身のアイドルバンド、CNBLUEが著作権侵害のトラブルに巻き込まれている。同じ韓国のロックバンド、Crying Nutの曲を音楽番組で無断で使用し、その映像を許可なしに日本でDVDとして発売したとして、Crying Nut側からソウル中央裁判所に4,000万ウォン(約351万円)の損害賠償請求の裁判を起こされているのだ。

「事実関係に間違いはなかったので、問題が発覚した際にはCNBLUE側も公式に謝罪したのですが、裁判を起こされてしまいました。そして、今度はCNBLUE側がソウル中央地方裁判所にCrying Nutを相手に、『現在行われている訴訟が終わるまで、虚偽事実や訴訟の内容に関わる発言を禁止する』という内容の虚偽事実流布禁止の仮処分を申請しました。泥沼の様相を呈しています」(韓流エンタメ誌編集者)

 この編集者によると、ここまで話がこじれてしまったのは、韓国におけるロックミュージックの位置付けが背景にあるのでは、と推察する。

「日本と違い、韓国ではロックミュージックはメジャーな存在ではないんです。CNBLUEは形態こそロックバンドですが、日本でいえばTOKIOのような存在で、厳密にはロックとはいえません。一方、Crying Nutのようなロックバンドの多くはレコード会社もメジャーではなく、インディーズレーベルです。デビューしてもテレビ出演の機会も少なく、中には音楽だけでは食べていけず、アルバイトで生計を立てているようなバンドもあるほど。今回、CNBLUEはCrying Nutの著作権を明らかに侵害しており、金銭的な補償が求められるのは当然なのですが、謝罪だけで済まそうとしたフシがあります。これに対してCrying Nut側は、“CNBLUEが巨大資本に物をいわせ、インディーズでマイナーな存在のロックバンドを軽視している”と反発して訴訟を起こしたというわけです」(同)

CNBLUE側は著作権侵害を認めつつも、局側からCrying Nutの曲を歌ってほしいと要請され、準備時間も足りなかったため断ったが、放送曲が伴奏音源を提供してくれたとし、DVDにその映像が収録され、販売された事実は自分たちもまったく知らず収益も受け取っていないと、言い訳をしている。

「それが本当なら、ずいぶんずさんですよね。CNBLUE側が承知していない映像が収録されたDVDが勝手に売られて、収益も受け取っていないなんて、ちょっと信じがたい。それに、音楽番組でのパフォーマンスが生演奏でなく“当て振り”だったことも露呈してしまいました。CNBLUEはデビュー前に来日して、渋谷や新宿などの路上やライブハウスで100回以上のライブを行ったという触れ込みだったのですが、演奏力によほど自信がないんですかね(苦笑)」(同)

 この争いで明らかになったのは、著作権侵害が横行する韓国エンタメ界の前近代ぶりだったのかもしれない。

最終更新:2013/07/11 12:00
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