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「大麻はミュージシャン」で「シャブはオッサンと二世」のワケ――元極妻が考える大麻解禁

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■「大麻はミュージシャン」で「シャブはオッサンと二世」の法則

 人気ヒップホップユニット「ヒルクライム」のメンバーが大麻を所持していて逮捕されましたね。ヒップホップとかクラブ系の若いミュージシャンは、どうしても大麻のイメージがつきまといますが、マジメにやっている多くのミュージシャンさんがお気の毒です。

 とか書いていたら、浅野忠信さんのお父さまが覚醒剤の使用で逮捕されたという報道がありました。68歳ですって。「いいトシして」とかいうのを越えてますね。ここまできたら、もうシャブくらいいいんじゃないですかね(ダメか)。

 ざっくり「大麻はミュージシャン」で、「シャブはオッサンと二世」という感じですが、これはシャブのほうが値段が高いからです。シャブは今も昔も1グラム1万円が標準で、1グラムを3回に分けて使います。常用レベルだと、毎日1グラム以上使用する人もいますから、若い人はなかなか買えない金額です。もちろん金額は売人によってバラバラで、ASKAさんとかは、もっと高く買っていたようです。清原さんもそうでしょうね。

 これに対して大麻は1グラム4,000円と半額以下ですし、シャブほどの常用性はないので、毎日は使わない人が多いと思います。独特の匂いがあって、なかなか使いにくいですしね。

■マジックマッシュルームは2002年まで合法

 私は薬物(と刺青)には無縁のまま、極妻現役生活(っていうんでしょうか)を終えましたが、覚醒剤はともかく、大麻やモルヒネにはもっと寛容でもいいんじゃないかなーと前から思っています。大麻は、オランダなど合法のところもありますしね。

 オランダが1976年に大麻を合法化した時には、近隣諸国が怒ったそうですが、オランダは治安もいいし、マフィアも小規模なのだそうです。そもそもオランダも、いつでもどこでも堂々と大麻が買える……というわけでもなく、決められた場所(「コーヒーショップ」という名の店舗)で、一定の量を買うそうです。以前はマジックマッシュルームもOKでしたが、今はダメになっています。

 でも、マジックマッシュルームに関しては、日本のほうが寛容でした。2002年に禁止されるまでは、「脱法ドラッグ」としてネットやアダルトショップで普通に売られてましたしね。飲んだ大学生がマンションから飛び降りて亡くなったりして問題になって、ようやく規制されたのです。

 マジックマッシュルームといえば、歌舞伎町の道端で売っていたのを知り合いのSMの女王様が「ウチの犬に食わせよう」と買っていたのを覚えています。「犬」とはもちろんM男さんです。このM男さんは結構な親分さんなんですが(苦笑)、まあ亡くなられたというお話も聞きませんので、大丈夫なんでしょう。

 話がそれましたが、大麻の合法化は、ファーストレディである安倍昭恵さんも訴えておられますね。「『日本を取り戻す』ことは『大麻を取り戻す』こと」とのたまって話題になりました。古来、大麻は神事で使われてきたのに、GHQが栽培を禁じたそうです。昭恵さんと一緒に「大麻取り戻し運動」をされていた人は、大麻所持の疑いで逮捕(パク)られてますけど。

 モルヒネは、がんなどの痛みを緩和するのに使われています。ケシが原料のアヘンから作られるモルヒネは、ヘロインの元でもありますが、がんから生還した極妻の友達が「モルヒネを使ったら、ホンマ楽になったわー」と言ってました。やっぱり薬物が全部ダメなわけではないんですよ。

 思い出すのは、やっぱり禁酒法時代(1920〜33年)のアメリカですね。20年まで、マフィアの主なシノギはギャンブルでしたが、禁酒法が始まるとその裏でギャングのアル・カポネたちがお酒の密造や密輸で大儲けして、テレビドラマや映画にもなりました。また、酒税が取れなくなったことで、アメリカの財政も厳しくなったといわれています。つまりお酒を原則禁止にしたら、マフィアがはびこって、国庫も寂しくなったんですよ。

 だから、日本でも課税を厳しくして大麻を解禁すれば、結構いいかもしれません。でも、そうなると、ヤクザのシノギ(資金源)が1つ減ることになります。今もたまに大麻をおうちで乾燥させたりして逮捕られる人がいますよね。大麻は国内あちこちで自生してるし(在留米兵さんが植えたのが、勝手に増えたという説があります)、ヤクザにとっては覚醒剤ほどではないですが、結構なシノギになっているはずです。つまり大麻を解禁したら、ヤクザが困ることになるのです。暴対法より厳しいと思いますよ。元極妻としては、「ヤクザしかできない人たち」の足を引っ張るようなことはしたくないので、実は解禁は微妙なところですが、大麻合法化の是非自体は、もっと論じられてもいいと思います。

最終更新:2018/12/18 16:04

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