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ヒロシ、旅番組で人気再燃……大胆“キャラ変”で再ブレーク待ったなし!?

『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂』公式Twitter(@meikyugourmet)より

 2000年代前半に「ヒロシです……」で始まる自虐ネタで人気を集めた芸人のヒロシが、BSの旅番組をきっかけに露出がジワジワと増加。大人気だった頃とは微妙にキャラも変わり、再ブレーク待ったなしの状況となっている。

 ヒロシは、『エンタの神様』(日本テレビ系)のほか、『笑いの金メダル』(テレビ朝日系)、『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)などで大ブレークしたものの、2010年前後から露出がめっきり減り、近年は「あの人は今」や「一発屋」という扱いを受けることも少なくなかった。しかしそんなヒロシが再浮上のきっかけをつかんだのが、BS朝日の旅番組『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂』だ。芸能情報誌の記者が語る。

「『迷宮グルメ』は、言葉が通じない国のぶらりと降りた駅で、その土地ならではのローカルグルメと、地元の方とのふれあいを楽しむという内容の番組です。旅人のヒロシは、テンションが高いわけでもなければ、話す外国語もメチャクチャで、食事を食べても淡々としており、大げさに感動することはほとんどありませんが、そのリアルさが共感を呼び、9月には2時間スペシャルも放送されました。『ヒロシです』というネガティブネタや、『元ホスト』という肩書からは想像できませんが、ヒロシはもともとアウトドア好きで、仕事が少ない時期も、地方局で釣り番組などに出演しており、最近は1人でキャンプをする様子をYouTubeにアップして人気を集めています。『迷宮グルメ』の成功で、リポーターとして注目が集まっており、BS-TBSでは『ヒロシのぼっちキャンプ』という番組も放送されています」

 今月6日には、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にも出演し、“芸人殺し”と呼ばれる黒柳徹子に「ヒロシです」のネタを披露して、大爆笑させたヒロシ。今のテレビ界では、有吉弘行や坂上忍など、再ブレークした芸能人が多く活躍しているが、ヒロシもその要素を持っているというのは、お笑い業界に詳しいフリーライターだ。

「ヒロシは、大ブレークしたのが自虐ネタだったので、いじられキャラというイメージですが、実際はもう少し“毒”が強いタイプです。熊本出身で、もともと福岡よしもとに所属していましたが、その頃はキレ芸が売りでした。ほぼ同期にはカンニング竹山がいますが、竹山は福岡では自虐ネタをやっていたそうで、2人を知る博多華丸・大吉は、竹山がキレ芸で大ブレークし、ヒロシが自虐ネタで大ブレークしたので戸惑ったそうです。ヒロシはある時期、『もうテレビには出たくない』と言いだして仕事が激減しましたが、素の顔で勝負する旅番組やキャンプ動画が好評なので、これからそちら方面でバンバン声がかかりそうです。そうなるとバラエティにも呼ばれるでしょうが、今のテレビ界が欲しているのは、言いたいことをズバッと言う人間です。ヒロシが、ブレークした自虐ネタに加えて本来のキレ芸を繰り出せば、十分に勝機はあるでしょうね」

 平成最後のシャイニングスターになるのは、まさかのヒロシかも?

最終更新:2018/11/21 12:00
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