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弱い・不人気・主力流出 お荷物球団化するプロ野球・オリックスの「Xデー」

オリックス・バファローズ公式サイトより

 プロ野球は現在、ストーブリーグの真っ只中。今オフは大物選手のFAが相次ぎ、シーズンが終わっても野球ファンの興味は尽きないが、ボロボロの状況なのがオリックスだ。

 今シーズン4位に終わり、これで4年連続Bクラス、ここ10年で9回Bクラスに終わっているオリックス。来季からは西村徳文監督が新たに指揮を執るが、早くも暗雲が立ち込めている。今季、チームの勝ち頭だった西勇輝はFAで移籍が確実視されており、大減俸を言い渡したエース・金子千尋もチームを出る気配。一方、FAで獲得を狙った浅村栄斗(西武)は交渉の場に着くことさえ叶わず、あっさり楽天に奪われた。フリーのスポーツライターが語る。

「オリックスはここ数年、何をしたいのかわからない状況が続いています。2014年のオフに小谷野栄一、中島裕之、ブランコ、バリントンらを獲得し、エース金子とは4年20億という超大型契約を結びましたが、ことごとく失敗。チームは弱く、華のあるスター選手が見当たらない上、監督も極めて地味なタイプなので、ほとんど話題になりません。16年に、ある調査期間が行った『一番好きなプロ野球チームは?』というアンケートで、『オリックス』と答えたのはわずか0.3%でした。この調査は地域別の結果も発表していますが、オリックスは『近畿・阪神』地域でもベスト3に入っていません(ベスト3は阪神・巨人・広島)。観客動員数を見ると、そこそこ人気があるように見えますが、恐らく半分以上はビジターのファンでしょう。昨年、京セラドームで行われたオリックス主催の阪神戦は、客の大半が阪神ファンでした」(スポーツライター)

 オリックスといえば、あのイチローを生み、スタイリッシュなチームカラーで一世を風靡したチーム。しかし、進んでファンの反感を買うようなやり方が、不人気を招いたと分析するのは、週刊誌のスポーツ担当記者だ。

「オリックスの不人気の最大の理由は、関西で阪神の人気が高すぎることですが、チームのやり方がひどいのも大きな要因です。オリックスは阪急が前身のチームですが、ブレーブスをブルーウェーブに変えたことで阪急ファンが離れ、近鉄と合併したものの、本拠地が神戸なので近鉄ファンが離れました。そして神戸にようやくファンが根付いたかと思いきや、本拠地を大阪に変え、神戸のファンからもそっぽを向かれました。ここ数年、プロ野球界では毎年のように移転のウワサが持ち上がりますが、大本命はオリックスでしょう。関西で阪神以上の人気を獲得するのは不可能ですし、移転を待ち望む地域に移るほうがオリックスのためにもなります。現在83歳の宮内義彦オーナーは、チームに並々ならぬ愛情を持っていることで有名ですが、彼がその職を退いたタイミングが1つのカギになるのではないでしょうか」(スポーツ担当記者)

 関西にはかつて、阪神、近鉄、阪急、南海の4チームが存在し、激しいファン獲得競争が展開されたが、いよいよ“阪神帝国”が完成する日が近付いているようだ。

最終更新:2018/11/22 17:00
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