本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

ビートたけしの“戦友”島田洋七は何度でも立ち上がる!? NHKからも絶賛「若手には負けませんよ」

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島田洋七

 ビートたけしの盟友で、漫才師の島田洋七。吉本興業を退社した後はテレビ界から干されている状態だが、去る3月7日、NHKの情報バラエティ『ごごナマ』の1コーナー「おしゃべり日和」に出演。番組は、洋七の講演会に密着し、大ベストセラーとなった自叙伝『佐賀のがばいばあちゃん』(徳間書店)の誕生秘話や、佐賀県での田舎暮らしなどを、約1時間に渡って紹介した。

「ツービートのたけしと『B&B』の洋七といえば、1980年代の漫才ブームを牽引した立役者で良きライバルだが、ブームの最中には2人でコンビを組み、業界用語で“しょくない”と呼ばれるアルバイトをしては荒稼ぎし、初めて銀座のクラブを豪遊した遊び仲間でもあった。

 その2人の絆を強くしたのが、86年、たけしが起こした「フライデー襲撃事件」だった。たけし軍団を引き連れて、講談社の写真週刊誌「フライデー」編集部に殴り込んだたけしは、傷害で逮捕され、芸能活動休止を余儀なくされた。このときたけしは、マスコミの目を逃れるため、沖縄・石垣島に逃避行。一方、漫才ブームの恩恵でテレビ局から引っ張りだこだった洋七は、仕事の合間を縫っては石垣島に飛び、「俺、芸能界を辞めようかな」と落ち込むたけしを励まし、夜遅くまで海岸で語り合ったという。

 そうして、たけしいわく「親友というより戦友のような関係」になった2人だが、たけしは活動再開後も、生死の境をさまようバイク事故を起こす。それでも、奇跡的に復活し、お笑いだけでなく、映画監督としても“世界のキタノ”と呼ばれるほどの活躍を見せた。

 他方、その頃、漫才ブームが去って仕事が激減した洋七は、たけしの別宅に居候していた。料理上手を生かして料理番を担当していたが、その時にたけしからの助言を得て、自叙伝『佐賀のがばいばあちゃん』を自主出版した。当初はなかなか売れず、筆者が徳間書店を紹介。単行本として全国発売されたことで、600万部を超す大ベストセラーになった。

 ところが、所属していた「吉本興業」と出版印税で揉め、2007年8月に退社。その後、テレビ局が吉本を“忖度”したことで、テレビ界から干されてしまった。

 そこで洋七は、『佐賀のがばいばあちゃん』をテーマにした講演会の仕事に力を入れた。すると全国各地から依頼が殺到。近年は、生まれ故郷の広島県が西日本豪雨災害によって109人の死亡者を出したことにショックを受け、ボランティアを兼ねて地方での講演活動を続けている。

 筆者は今年1月26日、長野県で行われた講演会に行ってきた。超満員の会場は、最後まで笑いが絶えず、そのことをたけしに伝えると、「どの会場も、洋七のしゃべりに客席の笑いが止まらない。洋七ほどしゃべりが上手いやつはいない」と絶賛した。

 それでも、テレビ界から干されている状況は変わらない。レギュラー番組は、情報バラエティ『バラいろダンディ』(TOKYO MX)の金曜MC1本のみだ。

 ところが、そんななかお声がかかったのが、冒頭のNHKだった。番組で洋七は、若手のお笑いについて「彼らは頭が良すぎて、(ネタの回転が早く)老人や子どもが理解できない」と語り、筆者には「笑わす自信は、若手には負けませんよ」と豪語していた。

 ちなみに、番組終了後、プロデューサーから「これまで『おしゃべり日和』にゲスト出演した中で、一番盛り上がった」と称賛されたと顔をほころばせていた洋七。「72歳のたけしが、第一線で頑張っている。僕もまだやれる自信が湧いた。もう一度、花を咲かせたい」と、再起に意欲を燃やす彼の「人生七転び八起き」精神に敬意を表し、再起を期待したい。
(文=本多圭)

最終更新:2019/03/22 10:00
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