今週の注目記事・第1位「安倍総理『秘書ご子息』のケンカに捜査一課を投入した次期『警察庁長官』」(『週刊新潮』11/28号)
同・第2位「安倍晋三『桜を見る会』『虚偽答弁』を許すな」(『週刊文春』11/28号)「安倍首相『前夜祭』の釈明21分間に二つの墓穴-『桜を見る会』前夜祭」(『週刊新潮』11/28号)
同・第3位「沢尻エリカ 本誌だけが知るクスリ中毒」(『週刊文春』11/28号)「余罪供述『沢尻エリカ』捜査網に2人の女優-『NHK大河』は延期の危機!」(『週刊新潮』11/28号)
同・第4位「弟子の告発!第2弾『森社長』吊し上げ糾弾会の衝撃『音声データ』」(『週刊新潮』11/28号)
同・第5位「反原発弁護士『関電を強制捜査せよ』」(『サンデー毎日』12/1号)
同・第6位「二宮『もう待てない』婚に松潤・大野・櫻井は猛反対だった」(『週刊文春』11/28号)
同・第7位「『大橋巨泉』未亡人と土産物店幹部の金銭トラブル-請求書フロム・カナダ」(『週刊新潮』11/28号)
同・第8位「トランプが日本に突きつけた80億ドルの請求書」(『ニューズウイーク日本版』11/26号)
同・第9位「『欠陥タワマン』に入居してしまった“天空住民”の慟哭」(『週刊ポスト』12/6号)
同・第10位「六代目山口組 橋本統括委員長が電撃引退」(『週刊アサヒ芸能』11/28号)
同・第11位「#NoBagForMeって何だ?」(『週刊ポスト』12/6号)
同・第12位「病気にならない食事、がんを防ぐ『食物ピラミッド』」(『週刊文春』11/28号)
【巻末付録】ポストのSEXYグラビア採点!
今週は現代が合併号でお休み。早速いこう。
文春に「がんを防ぐ食物ピラミッド」という特集がある。1990年にアメリカが「がんと食べ物」の関連を調べたそうだ。予算は2000万ドル。
その結果、「がん予防に効果がある可能性」が認められた食材を、重要性の高い順に分類したという。
そのうちで最も上位に選ばれたのが、ニンニクだった。それに、キャベツ、大豆、生姜、セロリ、にんじん、甘草、パースニップ(せり科の根菜)だそうである。
してみると、韓国人にはがんが少ないのだろうか?
お次はポストから。
レジ袋の見直しが進む中でも、ひと目に触れさせないとされてきた避妊具や生理用品だが、その光景が変わろうとしてきているとポストが報じている。
「〈生理のこと、隠す? 隠さない? #袋いらない『気兼ねなく話そう』〉〈「女性の生理 広がる理解『隠さない』パッケージ 社内セミナー、男性も〉
それぞれ11月13日付の朝日新聞夕刊、11月16日付日経新聞夕刊の一面トップの見出しである。
わずか数日の間に、全国紙の1面に『生理』の話題が立て続けに上がるとは、前代未聞。生理のことは公に口にするものではない……そんな先入観を打ち破ることが、このムーブメントの狙いだという。
コンビニやドラッグストアで生理用品を購入した際、レジ袋に入れる前に紙袋に包まれることを拒む『#NoBagForMeノーバックフォーミー)=私は袋は要りません』という動きが広がっている」(ポスト)
「生理について、言いたい人が言える環境になれば」という女性起業家の声に応じて、生理用品、紙おむつなどを手がける衛生用品メーカーのユニ・チャームが始めたものだという。「目的は紙袋の廃止でも、生理用品はそのまま持ち歩くことを推奨することでもありません。
女性が活躍する社会の時代の変化に合わせ、生理に対するこれまでの価値観を周囲の環境含めて変えることを目指しています」(ユニ・チャーム広報部)
10月上旬には女性誌『SPUR』が創刊30周年キャンペーンとして、渋谷109ビルの入り口の壁一面に貼り付けられた生理用ナプキンを自由に持ち帰れるプロジェクトを行ったそうだ。これも「#NoBagForMe」の一環で、「生理はタブーじゃない」として実施されたものだという。
『生理用品の社会史』の著者で歴史学者の田中ひかるがこう解説する。
「これまで日本には生理について触れることはタブーだという感覚が男女ともにありました。『袋は要りません』という言葉は、『生理は隠すことではない。恥ずかしいことではない』という意識を、端的に表そうとしている。『生理が不浄である』『女は生理のとき精神に変調をきたす』といった誤った見方がいまだ根強いなか、こうした意識変革には大きな意味があると思います」
今年1月に起きた「#KuToo」運動も、職場で女性がハイヒールを強制され、靴ずれ、外反母趾や頭痛などの健康被害を受けたという女性たちが、ネットを中心に「ハイヒール・パンプスの強制廃止」を求め署名を集めたが、いずれも、「男女平等化が進んだこと、SNSなどを通じて女性が声を上げやすくなったことが背景にあると言えるでしょう」(田中)
しかし誤解してはいけないと田中はいう。
「男性から女性の生理について話を振るのは絶対ダメだということ。生理中なのか確認したり、重いのか軽いのかなどを聞けばセクハラです。女性がみんな生理をオープンにしたいわけではない。生理について話すことが恥ずかしい女性もいる。
社内などで、女性から生理について相談しやすい環境を作り、生理痛や月経前症候群(生理前の心身の変調)の有無や軽重など、個人差を理解しようとすることが大切だ」と田中はいう。
社会保険労務士の高島あゆみは、この運動を機に、会社組織で変化が起きる可能性を指摘している。
「日本では、生理がタブー化する一方、『生理休暇』という制度が存在する企業は少なくない。もちろん働くのがつらい状況ならば休むべきですが、本来個人差があるはずなのに、女性が生理休暇を求めれば、生理を理解してない男性はそれを無条件に受け入れるしかなくなってしまう。こういった状況はこの運動とともに見直されていくのではないでしょうか」
男にとって、女性の生理については触ってはいけないタブーの領域ではある。それを女性側から壊そう、タブー視しないでといわれても、たぶん、多くの男たちは戸惑うだけだろうと思うが。