本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

志村けんさん、「ただのおっさん」ビートたけしが驚いたプライベートの素顔

文=本多圭(ほんだ・けい)

志村けん

 昭和のテレビ界を席巻したザ・ドリフターズのメンバーで、人気コメディアンの志村けん(本名・志村康徳)さんが、新型コロナウイルスによる肺炎で、3月29日に他界した。日本中に笑いを届けてきた志村さんの突然の死に、芸能界のみならず、各方面から悼む声がやまない。

 志村さんが発症する前に会っていたという、飲み友達の番組プロデューサーは「肝臓、糖尿病、4年前には肺炎を患ったうえ、今年に入ってからは胃の切除手術も受けていた。それらが蓄積してコロナウイルスに負けたんでしょうか」とがっかり肩を落としていた。

 高校卒業前の1968年に故・いかりや長介さんを訪ねて付き人になり、74年にドリフのメンバーになった志村さんは、『8時だョ!全員集合』(TBS系)にレギュラー出演するようになると、すぐに頭角を現しブレイク。『全員集合』終了後も、『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)シリーズや、『志村けんのだいじょうぶだぁ』(同)などでも独自のコントスタイルを確立した。

 だが、プライベートでは意外な一面も見せていた。

「志村は、私生活でも面白いと思われがちですが、ビートたけしは、初めて会ったとき、“ただのおっさん“という印象を抱いたそうです。というのも、バラエティ番組で見せる志村のギャグは、いかりやさんの厳しい台本の読み合わせから作り上げられたもの。志村はその方法を踏襲していたんです。それだけにアドリブが利かない。だから、普段は人気キャラクターの“ヘンなおじさ”んではなく、普通のおじさんに見えるんです」(お笑い関係者)

 筆者も、志村さんに初めて会ったときには、たけし同様“シャイな普通のおっさん“という印象を受けた。もっとも、酒が入ると異常にテンションが上がって、スケベなおっさんに変身したが……。

「肝臓を悪くする前は、ダチョウ倶楽部の上島竜兵を伴って、六本木のクラブやキャバクラをよく飲み歩いていましたよ。酔うとホステスやキャバ嬢に触りまくってましたが、人間性なんでしょうね。セクハラだと言われたことはありません」(飲み仲間だった広告代理店関係者)

 それでも、5年前には酒の飲み過ぎが祟って肝機能の数値が上昇したため、禁酒を決意。六本木のクラブやキャバクラ遊びを封印し、体調が回復してからは、麻布十番にあるガールズバーに日参するようになった。

「志村さんのお目当ては、ガールズバーに勤める20代後半の“ポチャカワ店長“と言われていました。志村さんの誕生日である2月20日には、毎年、志村の番組に出演している女性タレントがこぞって集合するのがお約束で、その中には、結婚が噂されていた優香もいましたよ。ただ、志村さんは、彼女のコント力の才能を評価していただけで、結婚対象としては考えていなかったようです」(親しかった番組プロデューサー)

 志村さんの女性関係は豊富で、筆者も、志村さんが東京・三鷹市の一軒家に住んでいた頃、何日も張り込みをしては、女性が家に入っていく姿を目撃した。その中には、結婚が噂されたタレント・いしのようこの姿もあった。その後、都内に引っ越してからも、志村さんは女性の噂が絶えなかった。

 ちなみに、志村さんは、3月25日に放送されたバラエティ『あいつ今何してる?』(テレビ朝日系)にゲスト出演した際、かつて、元アイドルで現在ボーカリストとして活躍する13歳年下の大滝裕子さんと交際。本気で結婚を考えたことがあると告白していた。

 その志村さんの結婚を一番に望み、「孫の顔が見たい」と言っていた母親の和子さんは、15年11月に他界した。“志村さんの一番のファン”を公言していた和子さんは、毎年恒例になっていた舞台『志村魂』を10年間観劇し続けていただけに、志村さんも、葬儀ではこれまで見せたことがない悲痛な表情を浮かべていた。

「この頃、最愛の母親を失ったのと同時に、寵愛していたガールズバーの女性店長も、連絡なく消えてしまったんです。志村さんは、かなりショックを受けていました。その後、女性店長からは“結婚した”とメールが来たそうです。もっとも、目当ての店長がいなくなっても、ガールズバーには日課のように通っていましたけどね」(前出・番組プロデューサー)

 志村さんは、遊びを欠かさない一方、仕事にも精力的に取り組んでいた。

 しかし、16年8月、恒例となっていた大阪の舞台『志村魂』を、体調不良で休演した。

「あの時は肺炎を患っていたんです。それでもやるつもりで、酸素ボンベを持って行ったんですが、やはりダメで、緊急入院となり、公演を中止せざるを得なかった。まさに志村魂を感じましたよ。それまでは1日3箱吸うヘビースモーカーだったのに、きっぱりやめたんですから」(舞台関係者)

 しかし、お酒は相変わらず、毎晩のように芋焼酎のロックを飲んでいたという。

「糖尿病の初期だったこともあって、糖分の低い芋焼酎にしていたんです。昔はロックでグイグイ飲んでいましたが、最近は水を足して、薄めにしていましたよ」(前出・親しかった広告代理店関係者)

 3年程前からは、ダチョウ倶楽部の上島に代わって、千鳥の大悟が飲み仲間となり、時間があれば、麻布十番のガールズバーで飲んでいた。

「2月22日に開かれた70歳の誕生日パーティーには、30人ほどが参加して、元気に飲んでいました。その後も、お気に入りの銀座の高級クラブBに通っていたんです。まさかコロナウイルスに感染して亡くなるなんて、信じられませんよ」(前出・番組プロデューサー)

 新型コロナウイルス渦で社会に沈滞ムードが漂うなか、日本中に笑いを届けてきた志村さんの突然の死はあまりにもつらすぎる。志村さんの死に、改めて合掌!

本多圭(ほんだ・けい)

本多圭(ほんだ・けい)

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。

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最終更新:2020/04/08 22:00

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