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『アンサング・シンデレラ』西野七瀬演じる新人薬剤師・くるみの成長に感動…エピソードまとめ

『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』公式サイトより

 石原さとみの主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)が現在放送中だ。『アンサング・シンデレラ』は、荒井ママレによる漫画「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」を原作とする医療ドラマ。石原演じる仕事熱心な主人公・葵みどりを中心に、物語が展開されていく。

 個性豊かなキャラクターが勢ぞろいする『アンサング・シンデレラ』だが、なかでも注目を集めているのは西野七瀬演じる新人薬剤師・相原くるみだ。くるみは、「向いてなかったら辞めようと思っています」と公言するような、いわゆる“イマドキの若者”。第一話では、病院内でいかにも歩きにくそうな靴を履いていた。

 しかし、患者と真摯に向き合うみどりの背中を見て、くるみは次第に影響されていく。靴を運動靴に履き替え、熱心にメモをとったり、みどりの服薬指導を真似したりするように。がん患者を担当することになったみどりに、「自分も付き添いたい」と自ら申し出て、患者とも積極的にコミュニケーションをとるようになった。

 ところが、そのがん患者は闘病の末、息を引き取ってしまう。くるみは患者を助けられなかったことを悔やみ、薬剤師になってから初めて涙を流した。医師や薬剤師がどれだけ手を尽くしても、患者を助けられないことがあることを、身をもって学んだくるみ。この出来事は、彼女にとって大きなターニングポイントになったかもしれない。

 その後、初めて服薬指導を任されたくるみは、月経困難症に悩む女性患者にピルの説明をすることに。初めはマニュアル通りの知識で薄っぺらい服薬指導をしていたが、患者が「薬が効かない」と悩んでいる様子を見て、くるみは勤務終了後に月経困難症について勉強を始める。薬剤部に入ったばかりの頃には考えられない熱量の高さだが、これもみどりの教育の成果だろう。

 ネットでは、「相原くるみちゃん、毎回成長してる!」「くるみ見てると親みたいな気分になる」「くるみちゃんがんばれ~!」などと、成長していく彼女を応援する声が数多く上がっている。先週放送された第6話では、患者のインスタを特定するというトンデモ行動(参考:【『アンサング・シンデレラ』西野七瀬演じるくるみの行動に総ツッコミ…「気味悪い」の声も】)にツッコミが殺到してしまったが、それでもくるみの成長を楽しみにしている視聴者は多そうだ。『アンサング・シンデレラ』の展開と、くるみの活躍に期待したい。

■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系/毎週木曜22:00~
出演:石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、
金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作:荒井ママレ
脚本:黒岩勉
演出:田中亮、相沢秀幸
音楽:信澤宣明
プロデュース:野田悠介
制作著作:フジテレビ第一制作室
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/unsung/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2020/08/25 12:30
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