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北野武監督、次回作クランクインの目処つかず…因縁の元松竹・奥山和由と“復縁”の噂も

文=本多圭(ほんだ・けい)

北野武監督、次回作クランクインの目処つかず…因縁の元松竹・奥山和由と復縁の噂もの画像1
ビートたけし

 長年のよきパートナーであった森昌行社長(当時)率いる「オフィス北野」からの泥沼独立劇に加え、その独立のきっかけとされるパートナー女性との再婚などを経て、周辺に毀誉褒貶が渦巻く北野武。映画監督としての次回作は、時代劇『首』と言われているが、新型コロナウイルス感染の終息が見えないことから、クランクインが無期延期されていることが関係者への取材で明らかになった。

 「当初、8月にクランクインを予定していたんですが、コロナ禍で延期。来年2月という話もあったのですが、寒い冬には時代劇を撮らないのが映画界の常識です。まだコロナの終息が見えない以上、クランクインは難しいですよ」(某映画プロデューサー)

 2018年2月に開催された、たけしが審査委員長を務める「東京スポーツ映画大賞」では、北野監督の『アウトレイジ 最終章』が賞を総なめ。授賞式で「今度は時代劇を撮りたい」と公言していた。

 時代劇となれば、03年に公開された『座頭市』以来。原作は、昨年末に自らの書き下ろし戦国歴史エンタテイメント小説として刊行された『首』(角川書店)といわれている。

 同作は、織田信長を取り巻く明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康らの葛藤と裏切りの群像劇。映像化するには、城攻めや合戦シーンも多く、莫大な製作費がかかるとみられている。

 「製作費は通常20億円、少なくて見積もっても10億は必要です。たけしは、8月に予定されていたクランクインに合わせて、今年2月頃から北野組のスタッフに声をかけていた。莫大な製作費の目処がついたということでしょう」(映画関係者)

 ところが、コロナ感染拡大の煽りを受け延期。来年2月に予定しているクランクインも、暗礁に乗り上げている。

 そのたけしに、10月15~18日までオンライン開催された「京都国際映画祭」(吉本興業主催)から出演オファーがあったという。

「映画祭の総合プロデューサーである奥山和由氏から出演の打診があったんです。奥山氏は、松竹の専務時代にたけし映画のプロデューサーを務めていたんですが、『ソナチネ』(93年公開)公開後、たけしと決別していました」(映画プロデューサー)

 きっかけは、奥山氏が『文藝春秋』(93年)に「ビートたけしへの訣別――映画作りの『同志』が見た天才の正体」という手記を寄せたことだった。内容は、たけしが『ソナチネ』の製作費5億円を奥山に無断で使ったこと、派手な銃撃戦のある娯楽映画を作れと言ったのに、芸術作品を作ったため観客が入らず、大赤字になったことなどで、今後、たけし映画は作らないと宣言したのだ。

 「これには、たけしも、プロデューサーだったオフィス北野の森社長も激怒したんです。というのも、たけしサイドの見解は奥山氏の主張とは正反対で、当時、奥山氏は“奥山ジュニア”と呼ばれ、当時、松竹社長だった父親・奥山融氏の権力を笠に着て、興行配収をごまかしたり、好き放題やっていたんです。その後、奥山親子はクーデターで松竹を追放されましたが、彼らの放蕩ぶりの責任を押し付けられたと思ったたけしは、奥山氏を相手にしなくなったんです(映画関係者)

 だが、松竹を追放された奥山氏は「たけし映画は作らない」と宣言したにもかかわらず、たけしサイドに「もう一度、『ソナチネ』のような映画を作りたい」と再三アプローチしてきたという。

 それでも相手にされず、昨年の「京都国際映画祭」では、自らがプロデュースしたたけしの映画監督デビュー作『その男、凶暴につき』を回顧上映してラブコールを送っていた。

 「今年は、『京都国際映画祭』に出演してもらうため、奥山氏自身がオファーしたそうです。たけし側も、当然ケンもホロロに断ると思ったんですが、ギャラが100万円以上と聞いて、一時はその気になったようです。ただ、その日は『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS)のレギュラー出演が入っていたため、断ったようですが」(映画祭関係者)

 ちなみに「京都国際映画祭」映画部門の目玉である牧野省三賞は、今年他界した大林宣彦監督。三船敏郎賞は、小林稔侍だった。

「結果的にスケジュールの都合でキャンセルしましたが、ギャラの高さに色気を見せて、一度はその気になった。今のたけしには、意地もプライドもない。映画作りの右腕であった森氏とも決別し、自身に意見を言う人間はことごとく遠ざけています。そんなたけしの次回作に期待できるのか。はなはだ疑問ですね」(前出の映画プロデューサー)

 こんな厳しい声も聞こえてくる「世界の北野」だが、来年には74歳になる。果たして、時代劇『首』を成功させることができるのか、注目したい。

本多圭(ほんだ・けい)

本多圭(ほんだ・けい)

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。

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最終更新:2020/11/17 17:00

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