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『鬼滅の刃』中韓は改変して上映! やはり炭治郎のアレを問題視か

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中国版の耳飾りは地味で、炭治郎のエネルギッシュさが失われている

 アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が記録的ヒットを続け、その人気は海外にも広がっている。香港や台湾ではタレントが登場人物のコスプレをするなど、社会現象になっている。中国でも劇場版が公開されたが、由々しき事態が起きている。台湾メディア「自由時報」(11月8日付)によると、原作の絵が改ざんされているのだ。

 台湾版は日本のオリジナル版と同じだが、中国版のそれは、主人公の竈門炭治郎の特徴のひとつである耳飾りの模様が異なる。竈門家で代々受け継がれている耳飾りには、山の上の太陽が放射状に光を放っている様子が描かれているが、中国版ではその陽光が消されている。理由は「旭日旗を連想させるから」だという。改変された耳飾りのイラストはどこかのっぺりとした印象を受け、エネルギッシュさが半減している。

 中国ではすでにアニメが動画サイトで配信されているが、それはオリジナル版に字幕をつけてそのまま配信されている。なぜ劇場版は改変されているのだろうか。中国のコンテンツ事情に詳しい、上海在住のコンサルタント(45歳)はこう説明する。

「中国ではテレビの規制が非常に厳しく、日本アニメの放映が制限されていますが、一方でインターネット上では規制が緩く、日本の多くのアニメが配信されています。しかし映画となると、テレビ同様規制のレベルが上がります。きっと当局からの指導があったのでしょう」

 台湾メディア「今日新聞NOWnews」(11月11日付)によると、同様の改変は韓国でも行われている。戦争を描いた作品ならともかく、『鬼滅の刃』はまったく無関係であり、そこまで規制を受けて公開する意味があるのだろうか。日本のメディアは鬼滅ブームに浮かれている場合ではない。

中山介石(ライター)

1970年、神奈川県横浜市生まれ。日本の食材をハンドキャリーで中国に運ぶ傍ら、副業として翻訳・ライター業に従事している。

なかやまかいすけ

最終更新:2020/12/01 15:00
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