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大河で一回り大きくなった川口春奈、7年半ぶりの連ドラ主演で大爆死ドラマのリベンジへ

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TBS『着飾る恋には理由があって』ツイッターより

 女優・川口春奈が4月期にTBS系火曜ドラマ枠で放送される連続ドラマ『着飾る恋には理由があって』で主演することがわかった。

 同作はきれいに着飾ることで自分の居場所を得ていた主人公・真柴くるみ(川口)が、価値観の違う人々と一つ屋根の下で暮らしながら、恋をしたり、友情を深める中で、着飾るという鎧を脱ぎ捨て自分らしく生きる姿を描く“うちキュン”ラブストーリー。オリジナル作品で、脚本は同枠の『恋はつづくよどこまでも』(2020年1月期、上白石萌音主演)をヒットに導いた金子ありさ氏が担当し、相手役は横浜流星が務める。

 川口といえば、2月7日で放送を終えたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で帰蝶(織田信長の正室)役を演じたのが記憶に新しいところ。同役には当初沢尻エリカが起用され、すでに撮影も始まっていたが、麻薬取締法違反の容疑で逮捕されて降板したため、川口は代役を務めた。帰蝶役を演じるにはまだ年齢も若く、時代劇の経験がなくて、不安視もされたが、見事に演じきった。さらに、同作はコロナ禍による3カ月の中断がありながら、平均14.4%(ビデオリサーチ調べの世帯平均視聴率、関東地区・以下同)をマーク。不振が続いていた大河としては、16年『真田丸』(平均16.7%)以来のヒットになり、それに貢献した川口は「役者として一回り大きくなった」と業界での評価も爆上げしたようだ。

 そんな川口が満を持して、TBS系『夫のカノジョ』(13年10月期)以来、7年半ぶりに連ドラ主演に臨む。同作は第5話で3.0%を記録するなど低調で、全話平均は3.87%にとどまり、全9話予定のところ8話で打ち切りの憂き目にあった。この全話平均視聴率は00年以降に民放プライム帯(テレビ東京系は除く)で放送された連ドラの中でワーストとなり、川口は“低視聴率女優”のレッテルを張られてしまうハメになってしまった。

「川口は当時まだ18歳。実績も不足していましたし、主演起用には時期尚早の声が多かった。裏ではテレビ朝日の人気ドラマシリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』が放送され、全話平均23.0%のハイレベルな視聴率を獲っていますから、気の毒な面も多々ありました」(テレビ誌記者)

 ショックのあまり、川口は約2年間、ドラマ出演を封印。その後は、『愛してたって、秘密はある。』(17年7月期、日本テレビ系)、『ヒモメン』(18年7月期、テレ朝系)、『イノセンス 冤罪弁護士』(19年1月期、日テレ系)、『極主夫道』(20年10月期、同)などでヒロインを務め、確実にキャリアアップしてきた。

「事務所のゴリ押しで主演に抜擢を受けた『夫のカノジョ』での爆死はあったものの、川口はもう26歳。その後、さまざまな役を演じ、脇役をこなしたことで確実に成長して、“低視聴率女優”のイメージはもう払拭したといっていい。大河での帰蝶役は、川口にとって“難役”と思われていただけに、これも貴重な経験になったはず。今の彼女なら、プライム帯で主演を張っても、なんら違和感はないでしょう」(同)

 20年1月期以降、TBS系火曜ドラマ枠は、『恋つづ』『私の家政夫ナギサさん』(多部未華子主演)、『おカネの切れ目が恋のはじまり』(松岡茉優主演)、『この恋あたためますか』(森七菜主演)、そして放送中の『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(萌音主演)と、恋愛ドラマでいい流れができているだけに、『着飾る恋には理由があって』もヒットしてほしいものだ。

最終更新:2021/03/06 06:00
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