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東京五輪中止へのカウントダウンか… 非常事態宣言発令で最終予選国内開催断念

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写真/GettyImagesより

 政府が東京都、大阪府、兵庫県に新型コロナウイルス感染拡大を受けて緊急事態宣言を発令することが20日夜、急浮上した。いずれの地域も変異株の影響で新規感染者数が急激に増えており、発令されると7月開催の東京五輪・パラリンピックが「中止」に追い込まれることが現実味を帯びてくる。

 20日夕方には一部で、4月中に期限を決めていた五輪の国内観客の入場制限判断を6月に先送りする方向であることが報じられた。今月末に政府や国際オリンピック委員会、東京都、五輪組織委員会、国際パラリンピック委員会の5者協議で最終決定するが、五輪関係者は「大都市で感染者数が増えている今、判断はできない。全くメドが立たない中での先送りです」と本音を口にする。

 すでに五輪のチケットは発売されており無観客開催となった場合の作業のリミットが開催1か月前と見られているためだが、五輪中止に向けて「追い込まれた形」と見るのが正しいようだ。

 同日夕方には大阪府の吉村知事が政府に緊急事態宣言発令を要請。東京都の小池知事もこれに後追いすることを示唆している。政府は経済活動などへの影響を考慮し難色を示していたが深夜に一転、大阪と隣り合う兵庫県を含めて近日の発令方針を固めた格好だ。

 さらに国際水泳連盟も東京五輪会場となるアクアティクスセンターで5月に開催予定だったアーティスティックスイミングの五輪最終予選を、6月に日本以外の国で実施すると発表。運営に関するオペレーションだけ五輪本番直前に行う形に変更した。

 水泳競技を巡っては3月に開催予定もコロナ禍の影響を受けて5月に延期。国際水連と日本水連都の間で感染防止の費用分担がまとまらず一旦は中止となりかけたが再調整。しかしアーティスティックスイミングは振り替え日程の目処がつかなかった。五輪組織委関係者も「あらゆる事象が一気に起こっていますが全ては五輪中止へのカウントダウンの証」と明かす。

「五輪は日本国内だけで調整できるものではない。アーティスティックスイミングの試合だけでなく、別協議の日本国内での五輪本番前の最終合宿も相次いで取りやめるようになってきた。いくら菅首相が五輪開催を国内外にアピールしたところで海外から安心、安全が担保されていると思われない限り厳しい状況。次の動きは東京五輪参加取りやめの表明になるでしょう」(同)

 五輪中止へのカウントダウンは着実に近づいているのだろうか?

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最終更新:2021/04/22 18:00
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