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ティモンディ高岸、大河ドラマ出演 「ネタを見せない」ことがブレイクにつながった?

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『鎌倉殿の13人』公式twitte(@nhk_kamakura13)rより

 お笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行が、2022年放送のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演することが発表された。北条家を支える武士・仁田忠常を演じる。

 ティモンディは、甲子園常連校である愛媛の済美高野球部出身のコンビ。特に高岸はプロ野球のスカウトに注目されていたほどの投手で、始球式で球速142km/hをマークしたこともある。バラエティ番組では野球に関連するロケや体当たりロケなど、体力系の企画に出演することが多い。

「まさにプロアスリート級の体力と異常なまでのポジティブなキャラクターが高岸の持ち味。相方の前田もまた、高岸に負けずとも劣らぬ運動神経で、コンビともに体力系のロケで活躍しています。ただ、ネタ番組には全然出演していません」(テレビ局関係者)

 ここ数年は、お笑い第7世代の台頭もあり、お笑い賞レースが盛り上がり、ネタ番組も人気だ。しかし、ティモンディに関してはネタで注目されることは皆無だ。

「いまのお笑い界の流れは、まずネタで注目され、そこからバラエティでハネるというのが基本。ティモンディのように、ネタ番組にはあまり出ず、いきなりバラエティでブレイクするケースはかなりレアです。まあでも、正直言ってネタの方はそんなに面白くない。タイプ的には、冷静なツッコミと超個性的なボケでオードリーのような感じですが、決して評価が高いわけではありません」(同)

 ネタをあまりメディアで披露していないということが、ティモンディにとっては大きなメリットになっている。

「ネタ番組でスベっている姿を見られると、“おもしろくないコンビ”というイメージがついてしまいますし、“スベリ芸”みたいな枠組みに入れられることも多い。ティモンディの場合は、ネタ番組に出ていないおかげで、そうなってしまうのを避けられているのが大きいですね。

 もちろんネタ番組のオーディションに引っかからないという事情もあるのでしょうが、ネタ番組ではなく体力系の路線で売り出している事務所の戦略は大正解。ポジティブキャラを全面に出すことで、芸人らしからぬ“清潔感”も出てきていますし、ドラマ出演で好感度も上がりそうです」(同)

 ティモンディは“ネタを見せないお笑いコンビ”として、独自の路線で飛躍していくに違いない。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2021/05/01 15:00
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