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『関ジャム』にゆず登場!「ハモリが飛躍的に変化」したのはあの大物のおかげ?

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『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)Twitter(@kanjam_tvasahi

 3月27日放送『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)に、ゆずがゲスト出演した。彼らがスタジオに登場したのは、かれこれ5年ぶりだそう。ゆずのプロデューサー・寺岡呼人はこの番組によく出ているのに、2人は随分久しぶりである。

 この日の企画は、J-POP史を彩った男性デュオの魅力をゆずが解説する「男性デュオ」特集である。日本の男性デュオといえば、狩人、CHEMISTRY、19、class等がパッと思い浮かぶ。特に、この番組は松尾潔がよく出るわりにCHEMISTRYに触れたことがなかったはずだ。

技術不足でハモれないこともあった初期のゆず

 今回は、ゆず以外にも選者がいた模様。1人目はmiwaやASKAのコーラスを担当する“ハモリのプロ”藤田真由美である。一部の人には、東京03・飯塚悟志の奥さんと表現したほうがわかりやすいか? 「ゴッドタン マジ歌ライブ2017」にサプライズ出演して夫を驚かせたことがあり、お笑いファンにもおなじみの顔である。もしかしたら彼女、スタジオにいる“ザキヤマ”ことアンタッチャブル・山崎弘也と面識があるかもしれない。そしてもう1人の選者は、Novelbrightのボーカル・竹中雄大だ。今話題のユーチューバー・東谷義和に暴露されたこともある人物だが、今回はそこには言及しない。

 というわけで、ゆずが選んだ男性デュオ(と紹介された曲)は以下であった。

・CHAGE and ASKA/SAY YES
・コブクロ/桜
・KinKi Kids/愛のかたまり
・井上陽水奥田民生/ありがとう
・とんねるず/情けねえ

 チャゲアスは別格である。MVを改めて見ると、本当に歌がうまいし迫力がある。メンバー2人とも曲を作り、どちらもメインを張れるという点で、チャゲアスとゆずはデュオとしてのあり方が近い。

 井上陽水奥田民生について、岩沢厚治は「怪獣2人が手を組んだ」と表現した。デュオにカテゴライズするにはあまりにずるい、大物2人のコラボレーションである。しかしながら、「ありがとう」を歌う民生がやけに若いのだ。無理もない。この曲のリリース時、彼はまだ31歳だった。実年齢以上の怪獣感に驚く。また陽水で言えば、安全地帯とのコラボで「夏の終りのハーモニー」をリリースしたときの玉置浩二とのツインボーカルも伝説である。

 とんねるず「情けねえ」は、中学3年生だったゆずの2人が初めてハモった曲。前回の関ジャムは秋元康特集だったが、このあたりももっと掘り下げてほしかった。

 そして、コブクロについて。ゆずとコブクロは同学年らしい。だからこそコブクロに対するライバル意識は強く、「言っちゃう(褒めちゃう)と悔しくなる」と北川悠仁は本音を明かしていた。そんな北川がコブクロについて特に評価しているのは、ユニゾンである。

「僕らはわりとハモり倒したいっていうか。『2人で歌ってるのに同じとこをわざわざ歌う必要ないじゃん』という意識が最初は強かったんですね。2人で歌い続け、2人でハモり続ける形だったんです。だけど、コブクロさんの場合は『そこでユニゾンでいくんだ!?』っていうのに結構驚いて。そこはたぶん歌詞を大切にされてて、『この歌詞をすごく伝えたい!』と思ってのやり方なのかなとすごく勉強になりましたね」(北川)

 とは言え、初期のゆずもユニゾンパートは案外多かったりする。

岩沢 「そこは、ハモれなかったところですね(苦笑)」
北川 「技術不足です。つられちゃうんです。『じゃあ、一緒に歌っちゃおう』って(笑)」

 ハモリ職人のゆずでもハモれないことはあったらしい。ただ、そんな2人に飛躍の瞬間が訪れた。THE ALFEE・坂崎幸之助のラジオにゲスト出演したときのことだ。

北川 「坂崎さんにお会いして、そこからハモは飛躍的に変化していきました」
岩沢 「『ゆずって、どうやって歌ってんの? あ、じゃあ、ここが空いてるね』って。坂崎さんって3人組じゃないですか。だから、空いてるところがあると簡単にドア開けて入ってくるんですよ」

 さすが、坂崎師匠。痺れるエピソードである。ハモリで言えば、ALFEEやスターダストレビューといった先人は本当にスゴい。兎にも角にも、ラジオでALFEEの1/3(坂崎)とゆずのセッションが行われていたようだ。

北川 「いきなり、ただのゆずが『THE ゆず(じ・ゆず)』ですよ。そこから可能性が広がっていったっていうのがありますね」
岩沢 「『坂崎さんのライン、空いてるよ!』みたいな」

「ゆず」は母音ではなく子音から始まるので、厳密には「THE ゆず(ざ・ゆず)」が正しいが、トーク的には「THE ゆず(じ・ゆず)」が正解だろう。

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