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でか美ちゃんがネクストブレイク? 感染者多数で「代役需要」高まるエンタメ業界

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『ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0』公式Twitter(@fsuann0)より

 新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者が激増する中、エンタメ界はその影響を多大に受けている。

 TBS系朝のバラエティー番組『ラヴィット!』では、陽性反応が出たり、濃厚接触の疑いがあったりするレギュラー出演者が相次ぎ、連日“代役”を立てての放送が続いている状態。1月20日に放送回では、パネリストの5組中4組が代役という前代未聞の事態となった。

 ダウンタウンの松本人志も濃厚接触者に該当するとして、10日間の自宅待機を宣言。1月30日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)を欠席することとなった。また、同じく『ワイドナショー』の1月23日放送回では、お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介が濃厚接触者となり、その代役としてジャニーズ事務所の4人組・ふぉ~ゆ~の辰巳雄大が登場。芸人の代わりにジャニーズのアイドルが出演するという、めずらしい事態も発生している。

「症状が軽い方が多いことが救いですが、もはや感染拡大を食い止められない状況であり、濃厚接触者を含めて休業させていたら、番組制作もままならない。とにかくいまは、代役として出演してくれるタレントを探すのに必死です」(テレビ局関係者)

 1月23日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)では、タレントの井上咲楽が感染拡大の影響で仕事が増えたと発言しており、“代役需要”で忙しくなるタレントも増加中である。

「代役で呼ばれて結果を出せたら、次のチャンスが回ってくる可能性が高くなる。バラエティータレントにとっては、重要な時期だと言えます」(同)

 そんな中、にわかに注目を集めているのが、陽性反応が出て休止となったファーストサマーウイカの代役として『オールナイトニッポン0(ZERO)』(1月24日深夜放送)のパーソナリティーを務めた、でか美ちゃんだ。

 もともとでか美ちゃんは、女性アイドルユニット『ベッド・イン』の2人とともに、『ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0(ZERO)』にゲスト出演する予定だった。しかし、ウイカが感染し、ベッド・インのメンバーのにも濃厚接触の疑いがあったとして、ともに欠席。急きょ、でか美ちゃんが1人で番組を担うことになったのだ。

「この日のでか美ちゃんのトークは完全に仕上がっていましたね。大のハロプロファンなので、そっち方面のトークに花を咲かせるかと思いきや、そうではなく自分のサイコパスな恋愛エピソードを披露したり、リスナーから届いたネタ的なメールを片っ端からうまく処理したりなど、完璧な立ち回りでしたよ。確実に爪痕を残したので、今後いろいろなところから声がかかると思います」(制作会社スタッフ)

 昨年12月に「ぱいぱいでか美」から「でか美ちゃん」に改名したことが、奏功する可能性も高そうだ。

「『ぱいぱいでか美』という名前が理由で出られない番組なども多かったようです。でも、『でか美』になったことで今後はどんな番組にも出られるようになる。バラエティーでの素質はもちろん、幅広い知識があって、社会的な問題に対する意識も高いので、ワイドショーのコメンテーターなどもいけそうですね」(同)

 感染者増加で人材不足にあえぐエンタメ界を、でか美ちゃんが救うかもしれない。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2022/01/29 18:00
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