中森明菜、7月に復活コンサート開催へ！　テレビ業界では「復帰後初歌唱」争奪戦か

　歌手の中森明菜が、59歳の誕生日を迎える7月13日にファンクラブ会員限定のコンサートを開催すると報じられた。所属事務所はその事実を認めており、6年半ぶりの復活ライブが「確定」したことでファンが沸いている。

　明菜の復活コンサートは、16日付のサンケイスポーツがスクープ。記事によると、ファンクラブ会員には都内で7月12日～14日の3日間に全5公演を予定していると事前に案内されたが、公演日が13日のみになる可能性があるという。

　同紙の取材に対し、所属事務所は「現段階では、7月13日にファンクラブ様向けにイベントを予定しております。詳細につきましては、今後ファンクラブの会員様向けにのみご案内させていただきます」とコメントし、13日のコンサートに関してはほぼ「確定事項」として認めた。復活コンサートが実現すれば、2017年末のディナーショー以来、約6年半ぶりとなる。

　明菜といえば、2018年から体調不良で芸能活動を休止していたが、2022年に個人事務所を立ち上げて再始動を宣言。しかし、なかなか本格的な復帰の兆しは見えず、再起は難しいのではないかと指摘する声もあった。

　昨年12月には、公式YouTubeチャンネルを開設すると共に1984年のヒット曲「北ウイング」のクラシックバージョンを歌うモノクロ映像を公開。だが、椅子に座ったままの歌唱で顔もはっきり見えなかったため、体調不良説が再燃することになった。

　しかし、今月3日にYouTubeで1988年のヒット曲「TATTOO」のジャズバージョンをセルフカバーした動画を投稿するとムードが一変。鮮明なカラー映像で現在の明菜の顔がはっきりと見える上に、立って歌いながら軽く振りを踊ったり、カメラを指さしたりといったパフォーマンスを見せ、全盛期を彷彿とさせる姿を披露したのだ。

　「TATTOO」の動画は現在までに460万回再生以上を記録し、第2弾として10日に公開された1987年のヒット曲「BLONDE」のセルフカバー動画も230万回再生を突破するなど大反響に。5月1日のデビュー記念日まで毎週水曜日に最新のセルフカバー動画を順次公開すると告知され、次はどの曲になるのかとファンが盛り上がっている。複数のセルフカバーを収録したとなれば、コンサートもこなせそうな気配だ。

　さらに「週刊現代」（講談社）がテレビ復帰の可能性を報道。NHK時代に明菜と面識があった有働由美子アナがMCを務める日本テレビ系の新音楽番組『with MUSIC』が「復帰後テレビ初歌唱」を狙っているといい、明菜の大ファンである有働アナが自らオファーに動いているという。また、日テレが今年の『24時間テレビ』の目玉として明菜の復活ステージを画策しているとの見方もある。

　その一方、伝説的な過去のコンサートを放送したことで明菜ブームに火をつけたNHKも年末の『紅白歌合戦』を見据えてオファーに動くとみられ、争奪戦の様相となりそうだ。

　ただ、一部ファンからは「セルフカバー動画を聴く限り、まだ声が十分に出ていない」との指摘もあり、急に完全復活となるとよくない結果になるおそれがある。体調と相談しながら、本人のペースで焦らずにステージに戻ってきてほしい。